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信じる者は救われる――ミッシェル・ウィー

Set your goal up high.(目標は高くなきゃ!)

  • 舩越 園子

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2009年5月28日(木)

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写真:中島 望

 米メディアは、とかく意地悪な質問をする。いや、そう感じるだけなのだろうか。

 人と人との関係や義理人情、デリカシー、ちょっと古い流行り言葉で言えば「KY(空気が読めない)」などという日本的なものを基準に照らし合わせてしまうと、米メディアの流儀は意地悪でストレートすぎるように思えてしまうのかもしれない。彼らは「自分だったら、これを聞きたい」という米国民の興味や関心にズバリ答える記事を書くためにズバリとモノを尋ねているにすぎず、意地悪というよりは、仕事に忠実なだけなのだろう。

 一体、何の話をしようとしているのかといえば、それは最近開かれたミッシェル・ウィーの記者会見での出来事。

 15歳でプロ転向し、男子の試合に積極的に挑戦しながら「マスターズに出るのが夢」だと語っていたウィーは、2007年以降、スランプに陥っていた。かつては目白押しだったスポンサー推薦は男女両ツアーにおいて皆無となり、もはや試合出場の術さえ失っていたウィー。しかし、昨年暮れのQスクール(予選会)を突破して、今季は初めて米女子ツアーの正式メンバーとして参戦している。

 そんな彼女に米メディアが投げかけた質問が、冒頭に記した通り、いかにも意地悪な、けれど、きっと誰もが一度は尋ねてみたい内容だった。

 「ミッシェル、アナタは今でも男子の試合に挑戦したいと思っているのか?」

 不調に陥っていたからのウィーは、「女子の試合でも勝てないのに、男子の試合に挑戦しようなんて考えが間違っているのだ」と批判や批難にさらされてきた。精神的に追い詰められ、スランプになった。

 普通なら、そんな苦境をくぐり抜けて表舞台に復活した人間は「いえいえ、あれは若気の至りでした。私が思い上がっていました。前言を撤回します」なんて言うものだろう。しかし、ウィーは頑なに、こう答えた。

Set your goal up high.
(目標は高くなきゃ!)

 ウィーの返答を受けて、米メディアが発した記事は、これまた意地悪に感じられた。「ずっと優勝のない(winless)ウィーは“いまだに(still)”男子選手と戦いたがっている!」という見出しが躍った。

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