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応援されようが、されまいが・・・――ルーカス・グローバー

I did belong.(僕は、この場にふさわしいんだ)

  • 舩越 園子

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2009年7月2日(木)

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写真:中島 望

 荒天に見舞われ、中断と翌日への持ち越しを繰り返した今年の全米オープン。予選ラウンドに挑んだ156人の選手たちは、いきなり激しい降雨の中でのプレーを強いられた「不運組」と晴天の下でほぼ1.5ラウンドを一気にこなしてスコアを伸ばすことができた「幸運組」とに分かれ、その明暗は最後まで尾を引いた。

 「不運組」の筆頭は大会2連覇を狙いながら6位タイに終わったタイガー・ウッズ。予選落ちを喫した今田竜二もその1人だった。

 逆に「幸運組」は予選ラウンド終了時点でリーダーボードのトップ10すべてを占領。その中には、4位という好位置に付けていた矢野東の名前もあった。

 しかし、誰もが同一条件の下でのプレーとなった第3ラウンドで、矢野は前日までの勢いがウソのようにガラガラと崩れていった。

 「緊張しちゃいました。1番のグリーンで手が震えました」

 矢野を震えさせるほど緊張させたものは、大観衆のムードだった。

 「応援されていない感が強かった。人々の殺気を感じましたよ。殺されちゃうんじゃないかなって。アウエーだから、しょうがないけど。たぶん、全米オープンでは(アウエーに当たる)欧州ツアーの選手は勝ってないんじゃないですか?」

 いやいや、そんなことはない。欧州ツアーを主戦場としていたアーニー・エルス、レティーフ・グーセンらは、ちゃんと優勝者リストに名を連ねている。しかし、メジャーの決勝ラウンドで最終組から2つ目などというポジションを初体験した矢野にしてみれば、そう思ってしまうぐらい、大観衆の熱気とムードはすさまじく感じられたのだろう。

 そんな矢野の反応を間近に眺めた後だったから、優勝したルーカス・グローバーのこんな一言に感心させられた。

I did belong.
(僕は、この場にふさわしいんだ)

 月曜日までずれ込んだ最終ラウンドを迎えた時、リーダーボードの最上段には、グローバーやリッキー・バーンズ、ロス・フィッシャーらの名前があった。いずれも、メジャーの最終日に優勝争いを展開するという意味では「無名」の存在。タイガーやフィル・ミケルソンといったスーパースターに優勝争いをしてほしいと願いつつベスページに押し寄せたニューヨーカーたちは、得意の毒舌で「オマエは引っ込め!」なんて口汚い野次を「無名」の上位陣に飛ばしていた。

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