「三田村蕗子の「出張スィーツ」」

羽田空港で一服。味も値段も「おいしい」甘味の友

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2009年9月28日(月)

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 早いもので「出張スィーツ」も今回が最終回。

羽田空港の隠れた(?)名品、ヨーガンレールの「一茶」「二茶」。この渋いパッケージもたまりません。
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白を基調としたTOKYO'S TOKYO。売り場の隅々に「発見」の楽しさがあふれている。搭乗時刻に遅れないようにご注意。
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 ラストにふさわしいモノは何か。ケーキがいいか、和菓子がいいか。どこの地方の銘菓がいいか。いろいろ考えあぐねた末にたどりついたのが、出張スィーツの一大拠点・羽田空港で手に入る東京発の芳しいお茶です。

 えっ、スィーツじゃなくお茶、それも空港で? などと言うなかれ。お菓子の魅力を控えめに、でもしっかりと引き立てるお茶が羽田空港で手に入るのです。おやつ時間を充実させるスィーツの相棒・お茶に注目あれ。

 羽田空港の第二旅客ターミナル(ANA側です)を利用する際には、ちょっと早めに空港に出かけて、3階のマーケットプレイスにある「TOKYO'S TOKYO」に足を伸ばしてみよう。

 ここは、ざっくり言えば東京土産のセレクトショップ。「東京発の旅」をキーワードに、注目のクリエイターがプロデュースした雑貨と本を扱うこの店に、絶品のお茶がある。

 天然素材を使った優しい風合いが特徴のアパレルブランド・ヨーガンレールが作った「一茶」(いっちゃ)と「二茶」(にちゃ)だ。

 「一茶」はオリジナルブレンドの野草茶で、天日番茶をベースに、はと麦、ハブ、どくだみをブレンドしている。一方、「二茶」ははと麦をベースに、はま茶、玄米、ハブ、大麦、蕎麦、大豆、小豆をブレンドしたお茶で、どちらも温かく飲んでも冷たくして飲んでもいい。

 草茶の「一茶」、豆茶の「二茶」。両方とも、近所の公園から拾ってきたかのような枯れ草風の外見なので、実際に飲んでみるまではやや不安だった。

うまいオーガニック

「このワイルドなルックス…。ものすごく美味しいか、ものすごくまずいかのどっちかだろう」

見た目の雰囲気は近場の山で採取してきた「枯れ草」? の「一茶」。だが、飲んでびっくり。味わってびっくり。菓子との相性も抜群です。
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「一茶」より豆の割合が多い「二茶」。お手玉や枕の中身のようですが、こちらも絶品。ふくふくとした味わいにはほれぼれします。
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 はい、答えは前者でありました。
 どくだみの風味が効いた「一茶」、大豆や小豆の滋味を感じる「二茶」。好みが多少別れるかも知れないが、どちらもほっくりというか、ふんわりというか、まろやかな(でもちょっとだけ野性味も感じる)仕上がりだ。強烈ではない品の良い香り、飽きの来ない、でも深みのある味でバランスがよい。

 個性的だが、派手な味ではないので、お菓子の味を損なうことなく、うまーく相棒の味を引き立ててくれる。ピンでもいけるが、コンビでも映えるお茶なのだ。

 「TOKYO'S TOKYO」でグッズのセレクションを担当したメソッドの山田悠氏は、「一茶」「二茶」のかねてからの愛用者。

「雑貨も含めて、僕はヨーガンレールの商品を高く評価しています。服もアクセサリーもモノとしてしっかりとしていて、ヨーガンレールさんの世界観が貫かれている。『TOKYO'S TOKYO』は基本的に雑貨の店なんですが、一部食品も扱えることがわかったので、『一茶』『二茶』を導入しました。『一茶』『二茶』は、無農薬有機栽培というのもいいし、何より味が良くて、値段が手頃なのがいい。商品としてよく出来ていると思います」

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著者プロフィール

三田村 蕗子(みたむら ふきこ)

1960(昭和35)年福岡市生まれ。津田塾大学学芸学部卒業。マーケティング会社、出版社等を経てフリージャーナリストに。流通業、化粧品業界を中心に、ビジネス全般を幅広く取材。ビジネス誌に多数寄稿。著書に『論より商い―カッコつけたってモノは売れない 』(プレジデント社)などがある



このコラムについて

三田村蕗子の「出張スィーツ」

緊張感漲るビジネスの現場に、ふと句読点を打つ「おやつ」。気分転換、モチベーションアップ、チームマネジメントのきっかけ…そんな効果も期待しつつ、仕事の現場で味わうひとときの幸せを多面的に考察する「ビジネス人のお八つ学」。その重要なテーマとして「出張」につきものの、職場へのお土産としてのおやつについて、深く楽しく考えてみたい。

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