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仕事のスキル、ノウハウを無償で提供する集団

サンフランシスコに本拠を構え全米7都市で展開する「タップルートファウンデーション」

  • 嵯峨 生馬

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2009年11月12日(木)

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 専門的なスキルやビジネスで培ったノウハウなどを活かして、NPOや社会貢献活動を支援することを「プロボノ」という。

 プロボノは、ボランティアの一種ではあるが、知識労働者・オフィスワーカーにとっては、自らの培ったスキルや経験をそのまま社会に役立てることができる社会貢献の新しい考え方であり、そうしたスキルはNPOにとってもきわめて貴重な力となるものである。

 しかし、一般の社会人にとって、どこのNPOがどのようなスキルを求めているのか、どのNPOを支援したら自分のスキルが活かされて社会も自分もハッピーになれるのか、見当もつかないというところだろう。

 スキルを提供したい人とスキルによる支援を必要とするNPO。そうした両者をつなぐ存在が必要なのだ。

NPOを支援するNPO

 NPOには「中間支援型」と言われるタイプのNPOがある。英語ではインターミディアリー(intermediary)と言われているが、これは、個別のテーマや社会的課題に取り組む活動ではなく、さまざまなNPOが抱えている課題解決を手伝ったり、NPO全体の活性化を図っていくような活動に専門的に取り組む団体である。ひと言でいえば、「NPOを支援するNPO」だ。

 中間支援型のNPOにも、いろいろなタイプがある。ボランティアを必要とするNPOに対してボランティア志望者を紹介する団体、セミナーやコンサルティングを通じて運営を改善するアドバイスを提供する団体、インターネット上でクレジットカードによる寄付ができるように決済のシステムを提供する団体など幅広い。

 特に、NPOの活動が成熟している米国では、こうした「NPOを支援するNPO」が機能することで、ますますNPOと市民とのつながりを深め、社会貢献セクター全体の発展に役立っている。

 その中でも新進気鋭ぶりを発揮しているのが、サンフランシスコに本拠を構え、全米7都市に展開するタップルートファウンデーション(以下、タップルート)だ。

 タップルートは、中間支援型NPOの中でも「プロボノ」に特化した活動を行い、傑出した成果を生み出している団体だ。2001年の活動開始以来、1100件以上のNPOに対して「プロボノ」による本格的な支援を成功させ、25000人を超えるビジネスパーソンがスキル・ボランティアとして参加登録している。

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タップルートのプロジェクト打ち合わせ風景。マーケティング会社、システム会社、WEB制作会社のメンバーが集っていた

IT業界は「未開の沃野」に見えた

 タップルートの代表者であるアーロン・ハーストは1974年生まれの35歳。もともとシリコンバレーのIT企業のマーケティング部門の出身だが、2001年にタップルートを設立。社会起業家としての道を歩み始める。

 彼が注目したのが、彼の前身であるIT企業などに勤める、技術やスキルを持った知識ワーカーたち。NPOや社会起業家がたくさんいる米国でも、NPOとこうしたワーカーたちとの距離は依然としてあり、むしろそこは「未開の沃野」に見えたという。

 そこで始めたのが「サービスグラント」という取り組みだ。

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