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オトナに育ったガイシャの王様、女医様の心をつかめるか?

第26回:フォルクスワーゲン ゴルフGTI【試乗編】

2010年1月14日(木)

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 昨年一年間、我が国ではいったいどれくらいの台数の乗用車が売れたかご存じですか?
 ええ、ざっくりの数字で結構です。大体どれくらいの台数のクルマが売れたのか。

 答えは2,818,839。およそ282万台です。世界大恐慌のお陰で、だいぶ数字は下がってしまいましたが、それでも狭い国内でこれだけの数のクルマが売れたのですから日本もまだまだ捨てたものではありません(あ、ちなみにこの数字には軽乗用車の128万台が含まれておりません。この手の統計数字は、なぜか軽自動車が仲間外れにされるのです)。

 ではこの中でガイシャはどれくらい売れたのか。

 最近やたらと元気なアウディ。豊富なラインナップでイッキに顧客層を広げたメルセデスベンツ。そして不動の王者フォルクスワーゲン。大都市の街角はガイシャで溢れているように見えますが……。

 答えは178,527台、ざっくり18万台です。ただしこの数字には少々のカラクリがありまして、“外国製日本車”、つまり海外の工場で作られた日本のクルマも含まれているのです。シビックタイプRユーロとか、スズキのスプラッシュなどがこれに当たります。

 純然たるガイシャ(専門的には純輸入車と言います)は160,904台、およそ16万台です。うんとはしょって言いますと、昨年一年間に国内で売れた乗用車の内、6%弱がガイシャだったことになります。この数字が多いか少ないかを判断するのは難しいところですが、国内に8つもの自動車メーカーがひしめく我がニッポンの特殊性から見ると、私は結構な数字ではないかと思います。

 その中でダントツのシェアを誇るのが、ご存じフォルクスワーゲンです。

連続10年ナンバーワン

 フォルクスワーゲンは昨年国内で37,925台ものクルマを販売しました。輸入車内のシェアは実に23.8%。ガイシャのうち、「4台に1台がフォルクスワーゲン」、という事になります。スーパードライが出る前のキリンビールみたいな“圧倒的”と言えるシェア。「輸入車ブランド別販売台数No.1」10年連続のタイトルはダテではありません。

 さらにその中で一番売れているクルマが今回ご紹介する“ゴルフ”です。その数何と21,413台。日本に輸入される外車の、13%以上がゴルフという計算になります。こちらは7年連続して「国内販売輸入車No.1モデル」の地位を確立しています。

 まさにガイシャの王様ゴルフ。

 そしてゴルフは不肖フェルディナントの“ガイシャデビュー”のクルマでもあるのです。

 23歳だった若きフェルディナントは、当時親密交際中だったカノジョの目の前で、盛大に横転したこともありました(箱根でドリフト走行しているところを撮影してもらおうと思い、カノジョにカメラを渡してコーナーに立たせ、良いところを見せようと気負いすぎてゴロンとやってしまったのです)。ああ、思い起こせば恥ずかしきことの数々。今はただ後悔と反省の日々を過ごしております。(C)車寅次郎先生。

 それでは早速参りましょう。今回の「走りながら考える」は、フォルクスワーゲン ゴルフをお届けします。

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*   *   *

 のっけからアホな話で申し訳ないが、私は新しいゴルフに乗って、“青い山脈”の替え歌を思い出した。

ゴルフもオトナになりました

 “胸もふくらみ 毛も生えて 私も大人になりました”という例のアレだ。若い読者はご存じないかも知れないが、昔は野郎ばかりの飲み会で必ず歌われた猥歌の代表選手である。最新の6代目ゴルフは、そんなしょうもない歌を口ずさみたくなるほどほど“大きくなった”ということだ。

 今を遡ること36年前にデビューした初代ゴルフのスリーサイズは以下の通り。

全長 3,725mm
全幅 1,610mm
全高 1,410mm

 そして現行のゴルフはこうだ。

全長 4,210mm
全幅 1,790mm
全高 1,485mm

 36年の時間を経て、全長で485mm、全幅では180mmも大きくなっている。

 因みに現行のトヨタクラウンの全幅は1,795mm。最早ゴルフとクラウンは横幅で5mmしか変わらないのである(全長は660mmも短いけれども)。

 それでは早速乗り込んでみよう。今回フォルクスワーゲンジャパンからお借りした試乗車は、ゴルフのスポーティーバージョンである、GTIというホットモデルである。2リッター直4DOHC16バルブに、インタークーラー付きターボで武装されたエンジンは211馬力を発生する。

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 一人でドライブするのは寂しいので、隣には妙齢の女性を乗せている。GT-R試乗の際は、人選を誤ったので(いやあの時は本当に酷い目に遭いました)、今回はおしとやかな女性と出かけることにした。健康保険の使えない高額な自費診療を専門とする皮膚科医院を経営するH嬢である。彼女の診療が終了するのを待ち、夜の首都高へ繰り出した。

フェルディナント(以下、F):お疲れ様。今日はこのクルマで出かけるよ。フォルクスワーゲンのゴルフ。

H:フェルちゃん、いつも違うクルマに乗ってきて凄いわね。今度はどこのお仕事なの?

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「オトナに育ったガイシャの王様、女医様の心をつかめるか?」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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