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ゲームの未来は「感情の共有」に向かう

2010年1月29日(金)

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 今回は長期予報をしてみましょう。これから5年くらい先の未来を予測するならば、デジタル・エンタテインメント市場を読み解くキーワードは「感情の共有」になるでしょう。

 「感情の共有」と書くと、「そんなのできるの?」と感じるかもしれませんが、いやいや、かんたんなことです。たとえば、ひとりでテレビ番組を見ていても、そんなに面白いと感じないことがあります。しかし、同じ番組を家族みんなで見ていて、それを見ながら会話をしていると、それなりに楽しかったりしますよね?

 ライブ会場などで、大勢と一緒に音楽を聴いていると、ひとりで音楽を聴いているときよりも、まったく違うところが刺激されて、わくわくしたりしますよね?

 宴会の席などで、みんなで一緒にいるとき、たわいもない会話がものすごく面白かったりしますよね?

 これって「みんなが一緒に、同じ感情を共有している」からこそ、なんか楽しくなっているのだと考えると、わかりやすいでしょう。人間って、同じような感情を持つ人がまわりにいて、一体感を感じると、なんか楽しく感じる生き物なんですね。

ニコニコ動画とTwitterの魅力

 これが、デジタル・エンタテインメントの世界でも、再現されるようになります。

 すでに、わかりやすい形で提示しているものもあります。日本最大の動画再生サイトとなった「ニコニコ動画」ですね。動画を見るだけでなく、みんなが動画にコメントを書き込めるところが最大のポイント。各自が感想を書き込むことによって、なんだか感情を共有できる(あるいは、共有したような気分になれる)んですよね。ひとりで動画を見るのとは、あきらかに面白さの質が変わります。

 昨今、流行しつつあるTwitterも、ある意味では同じこと。みんなが、身の回りのできごとに動かされた気持ちをそっと「つぶやき」、それがどんどん広がっていくサービス。理路整然とした文章ではなく、その場の感情から発生した「つぶやき」が広がっていく。多くの人と感情を共有できるところに、このサービスの面白さの一因があったりします。

 そして今後、テレビゲームも、こういったエンタテインメントの形を提示するようになるでしょう。

 みんなで感情を共有する。一緒にゲラゲラ笑ったり、真剣に没頭したり、ときには怒ったり、悔しがったりする。そういった「感情の揺れ」を、ともに共有できるようにしていくのですね。すでに、そういったゲームが多くの人の支持を集めはじめているという現実があるのです。

「酒はひとりで飲むものだ」?

 たとえば、すでに、2009年の国内ゲームソフトのランキングを見ると、「みんなで遊べるゲーム」が、上位をほぼ独占しました。「みんなで遊ぶゲーム」がゲームビジネスの主役に躍り出たのは、疑いようのない事実です。

コメント3件コメント/レビュー

今回もやはり題名に釣られてしまいました。未来予報ではなく現在の事ですね。今後の記事に期待しております。(2010/02/15)

「デジタルエンタメ天気予報」のバックナンバー

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「ゲームの未来は「感情の共有」に向かう」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

今回もやはり題名に釣られてしまいました。未来予報ではなく現在の事ですね。今後の記事に期待しております。(2010/02/15)

おそらく掲載されないであろうと思いつつ、コメントさせて頂きます。筆者はしばしばゲーマーの感情を逆撫でする表現を使用されることがおありのようです(今回は「時代遅れ」のくだり)。おそらく筆者は、ゲームを愛するものたちにではなく、投資家に向けて執筆されていらっしゃるのですね。ならば仕方がないのかもしれません。でも言わせてください。確かに、日経BPの読者において、ゲーマーは少数派でありましょう。したがって、過激なレトリックを使っても怒る読者はあまりいないとふんでいらっしゃるのでしょう。しかしながら、筆者の過去の原稿のコメント欄やフィードバックを参照するに、確かにゲーマー読者は存在しているのではないでしょうか。ゲーマーはすぐれたゲームを愛し育てる存在です。つまらないゲームに裏切られつつも、めげずに少なくない時間とお金をつぎこんでゲームを消費するのです。無料で手に入るゲームがいくらでもあるこのご時勢に。。。投資家(とゲーム会社)向けに原稿を書いているならば尚更、流行り廃りに関係なく、ゲーム会社を(ささやかながら)支え続けるゲーマーが、さもバカであるかのような表現を使用するのを避けては頂けないでしょうか。まるでゲーマーが仮想的にされているようで、大変悲しいです。(2010/01/29)

導入の部分から、???です。私は全く同意できませんでした。そもそも、”時代遅れ”などと否定する表現自体が古い。何かが起きたら何かが消えるような時代はとうに終わった。今は、多様化の時代です。いろいろな人がいろいろな情報を駆使して生きていく時代です。何かをひとくくりにしたがる、古い頭の人間は、淘汰されるでしょう。(2010/01/29)

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