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「お嫁にください」を言うならゴルフに乗って!?

第29回:フォルクスワーゲン ゴルフGTI【インポーター編その2】

2010年2月4日(木)

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(前回「VW工場のラインには「日章旗」付きのクルマが流れてる」から読む)

 山崎氏へのインタビューを実施した翌日に、GTIよりさらに高馬力の“スーパーゴルフ”とも言うべき“ゴルフR”がお披露目されました。このクルマは “ゴルフR32”の後継機種で、排気量は3,2Lから2Lにダウンサイジングされましたが、強力無比なターボの力を借りて、何と最高出力270馬力(国内仕様は日本の気候にあわせた関係で256馬力)を叩き出す超絶エンジンを搭載しています。

 これはゴルフ史上最強の数値なのですが、それでいて燃費はR32と比較して2割以上も向上と、ヤンチャな割に小食な、何ともナイスな仕上がりになっています。そしていよいよ今週末は、ゴルフ一家から待ちに待ったエコカー減税適用対象車両が発売されます。今まで日本に輸入されているガイシャで適用されていたのは僅かに2モデルだけだったワケですから、これは“快挙”と呼んで差し支え無いでしょう。

 さてさて、面白いお話が泉のように湧き出てくるマーケティング本部商品企画の山崎氏。後半はご本業のマーケティング周辺のトピックを伺いましょう。まずはゴルフの購買層から。

画像のクリックで拡大表示

*   *   *

フェルディナント(以下、F):日本でゴルフを買うお客さんは、どのような人達なのでしょう。どんなクルマと比較してゴルフを購入しているのでしょうか?

山崎(以下、山):これは非常に難しい質問ですね。価格帯で言うと、トヨタさんだったらミディアムクラスの……。

F:マークXあたりですか?

山:そう、マークXです。価格で言うとあの辺りとかぶるんですが、じゃあゴルフの購入を検討されているお客様がマークXと比較検討しているかというとそうではない。国産車でよく名前が挙がるのは、スバルさんのレガシィだったりするんです。何かこう、走りや作り込みも含めて深いコダワリが見えてくるようなクルマ。実際、レガシィは北米市場でもウチのパサートとガチで競合関係にあるんです。

F:ゴルフとレガシィを比較ですか。そもそもセグメントからして違うのですが…う~ん、でも何となく、比べる人の気持ちは分かる気がします。

山:それが一世代前のゴルフⅤまでの話です。ウチがゴルフⅥを出したのが去年の4月で、ちょうどその時日本の市場では……

燃費競争は追い風になった

F:プリウスvs.インサイト戦争勃発のタイミングだ(笑)

画像のクリックで拡大表示

山:まさにそのタイミングです(笑)。それで実際にゴルフを購入されたお客様のアンケート結果を見ると、“比較検討車”の欄で圧倒的にプリウスが多くなった。ウチも戦略上TSI(直噴過給器付きエンジン)とDSG(伝達効率の良い2ペダルMT)を前面に押し出す営業をしていましたらから、“してやったり”というところです。

 単純にデータを比較しても、もちろん実測値で見ても、向こうの方が当然燃費はいいんですけれども、それに見劣りしないくらい燃費性能が上がっている。しかもその上で走りをスポイルしていない。そうしたところをご評価いただいたのだと思います。

F:ゴルフのⅥでは比較対象がレガシィからプリウスに変わった、と。なるほど。

山:2009年は、今まで大きなクルマやスポーツタイプのクルマに乗られていた方が、「これからはこういうクルマもアリかな」、とダウンサイジングを本気で思い始められた画期的な年なのかも知れません。そうした“時代の雰囲気”を強く感じます。

 その流れの中で、プリウスに目を向けられていたお客さまが、併せてゴルフにも目を留めて下さった。去年の新型ゴルフの発売は、ですから非常に良いタイミングだったんです。

F:すると新型ゴルフは、他のクルマからの乗り換え組がこれまでになく多かった?

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「「お嫁にください」を言うならゴルフに乗って!?」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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