• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

67. 太宰治は文豪界の長澤まさみである。

  • 千野 帽子

バックナンバー

2010年3月10日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 日直のチノボーシカです。

 これから話す体験は、この連載をお読みの諸兄(そうです、今回はとくに男性読者に向けて書いています)ならば、必ず一度や二度は身に覚えがあるのではないかと思う。

 私は何度となく体験している。最初は中学生時代のことだ。

 クラスの連中で雑談中に、当時人気だった女性芸能人のことがたまたま話題に出た。アイドルだったか、女優だったか、そのへんは忘れたが、とにかく「見た目」の人気商売だったことは確かだ。

 その名を聞くや、ひとりの女子が、ズバッと言ってのけた。

「この手の顔はね、メイク取ったらだれだかわかんないよ」

続けて、

「男の前だと言動をガラっと変えそうだしね」

 私たち男子は、なにか割り切れないものを感じつつも、彼女に反論することはできなかった。男の化粧といえばせいぜいロックミュージシャンくらいしか思い浮かばない時代だったから、芸能人のメイクについて女子には一日の長、いや何年もの長があると、私たちは思いこんでいた。

 そのときの割り切れない気持ちを、あとになって私は言語化できるようになった。

 ほっとけば見ることのない芸能人の「すっぴん」とか「平時の性格・言動」は、私たち一般人にとって、中世の人にとっての「月の裏側」みたいなもので、それを云々しても始まらないのではないか。

 俺たち夢見るボンクラ野郎どもは、芸能人がメイク取ったらだれだかわかんなかろうが、TVではイイ奴っぽくふるまっていて裏で性格がクソ悪かろうが、そんなことはどうでもいいのだ。

 なぜなら俺たちは調理された「豚のロースト」の話をしているのであって、調理前の豚肉をナマで食う話をしているのではないのだから。

 もし「イベリコ豚のロースト」がじつは産地偽装で、材料がそこらのスーパーで買ったノーブランドの豚肉だったとしても、調理の腕前でイベリコ豚に偽装しようという根性を、天晴れと思ってしまうかもしれない。

コメント8件コメント/レビュー

前回〔太宰が嫌い〕と書いて送ったものですが、正確には「すきか嫌いか問われると『嫌い』だが、基本的に関心がない」が正直なところです。他の「太宰嫌い」「○○嫌い」もそういう感じが主流でしょう、どちらかというと嫌いだけれどもよく知らない、的な(まさみ嫌い、はどうなんだろう? 周囲にそういう人いないからわからないなあ←女友だち少なくてな)。で、そういう人からしてみたら、「あれは盗作じゃなくて……」とかいう話は、「はいはい、ファンの間ではそうでしょうけれども、それ一般常識ちゃうから」で終了ですね。立松和平が先ごろ死んだときもファンからの結構なフォローが出ましたけれども、ファン以外の人間からしてみたら、あれ、やっぱ盗作だろうとしかいえない。だからそういう話を聞いてますます嫌いになる、というルートなんですよ。ファンの強弁がマイナスのルートを開拓しているわけです。じゃあなんでここに書き込みしているのか、というのは、チノボーシカは太宰よりかは好きだという、その程度のことでしかないんですがね。(2010/03/11)

「毎日が日直。「働く大人」の文学ガイド」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

前回〔太宰が嫌い〕と書いて送ったものですが、正確には「すきか嫌いか問われると『嫌い』だが、基本的に関心がない」が正直なところです。他の「太宰嫌い」「○○嫌い」もそういう感じが主流でしょう、どちらかというと嫌いだけれどもよく知らない、的な(まさみ嫌い、はどうなんだろう? 周囲にそういう人いないからわからないなあ←女友だち少なくてな)。で、そういう人からしてみたら、「あれは盗作じゃなくて……」とかいう話は、「はいはい、ファンの間ではそうでしょうけれども、それ一般常識ちゃうから」で終了ですね。立松和平が先ごろ死んだときもファンからの結構なフォローが出ましたけれども、ファン以外の人間からしてみたら、あれ、やっぱ盗作だろうとしかいえない。だからそういう話を聞いてますます嫌いになる、というルートなんですよ。ファンの強弁がマイナスのルートを開拓しているわけです。じゃあなんでここに書き込みしているのか、というのは、チノボーシカは太宰よりかは好きだという、その程度のことでしかないんですがね。(2010/03/11)

もしかしたら、太宰治ファンは信者や信奉者と言うより、「太宰萌え~v」ていうことなんでしょうか。「ダメな男かわゆす」「入水自殺テラカッコヨス」みたいな。(笑) だとしたら理解できなくも…いや理解できねーです。 次回のコラムも楽しみです。(2010/03/11)

太宰はメロス、長澤はポスターしか知らない♂です。同期社員で、イケメンで笑顔が素敵だが、ヤバいムードをしょってるモテ男がいます。部署移動する都度そこの女とくっついて、ひどい捨て方をする。妊娠させた時はさすがに結婚しましたが、子が産まれたら激しいDVを繰り返して離婚、その後も同じことの繰り返し。酒を飲むと粗暴になってどうしようもないのですが、カラオケの尾崎は見事。私はよく成り行きでフォロー係になってしまうのです。わかってるだろうに、こんなのとくっつく女どもこそバカだと思う一方、ちと羨ましいし、ほっとけないオーラに反応してしまってるのも確かです。恥ずかしい。(2010/03/10)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授