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映画「アバター」のようなゲームは登場するのか?

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2010年3月12日(金)

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 映画「アバター」が凄い人気です。

 3D映像を採用した映画は数あれど、つい最近まで、そういう作品はいわば「キワモノ扱い」でした。とうてい主流ではないよね、というポジションだったのです。

 しかし「アバター」は、そんな空気を吹き飛ばしました。その映像は多くの人に衝撃を与え、全世界で大ヒット。ついに歴代の興行収入記録を抜き去りました。米アカデミー賞でも9部門にノミネートされ、3部門(撮影賞、美術賞、視覚効果賞)を受賞。この勢いを受け、これからの大作映画は、どんどん3D映画になっていくのでは? と予想する人も出てくるほどです。

 となると、これはゲームビジネスに、どのような影響を与えるのでしょう?

 さまざまなテクノロジーを取り入れ、大衆向けにアレンジしていくことに長けたゲームビジネスでは、3D映像は、どのように扱われていくのでしょう? 今後、どのように対応していくのでしょう? 今回は、そのあたりの概略をご説明いたします。

逆転の発想の3Dゲーム

 しかし、本格的な3D映像について説明する前に、まず見てほしいソフトがあります。ニンテンドーDSiで遊べる「立体かくし絵 アッタコレダ」です。携帯ゲームならではの、驚きの3Dゲームです。

 500ポイント(500円)でダウンロードできる、安価なDSiウェア(DSi専用ソフト)なのですが、これ、ちょっと凄いですよ。説明するよりも先に、とにかく画面写真を見てください。こんな感じで立体空間を再現しちゃってるのです。

「立体かくし絵 アッタコレダ」(販売:任天堂/価格:500ポイント)。見る角度を変えると、映像が変わっていることがわかるだろうか? なんとも不思議で、つい他人に見せたくなる魅力的なソフトである。(注:ダウンロード専用ソフトであり、店頭で買うことはできません)
(c)2010 Nintendo Developed by Good-Feel Co.,Ltd.
画像のクリックで拡大表示

 いかがでしょう? ゲーム機そのものの角度を変えることによって、そこに描かれる映像を変化させ、ホンモノの空間があるように見せるという仕組みです。これにより、ゲーム機の中に、ホンモノの3D空間があるように見せているわけですね。詳しい内容は公式サイトをどうぞ。

 仕組みは簡単です。DSiに搭載されているカメラが、プレイヤーの顔の位置を認識。つねに「顔がどの位置に移動したか」を検知し、プレイヤーが画面を見ている角度を計算し、それに対応した画面を見せているのですね。

 だいたい4〜5時間くらい楽しめる、ほどよいボリュームのパズルゲーム。いざプレイすると、つい他人に見せたくなる魅力的なソフトです。興味のある方は、ぜひ体験してみてください。ゲームを3D化することに対する、ひとつの可能性を見ることができるでしょう。

3Dゲームには20年以上の歴史あり

 もっと本格的な3D映像には取り組んでいないの?

 と思っている方もいるでしょう。じつは、かなり古くから、テレビゲームは3D映像に挑戦しているのですが、いまだ大衆向けのヒット商品がない、というのが現実なのです。

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著者プロフィール

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

野安ゆきお

1968年生まれ。ファミコンの時代から、テレビゲームの関連記事・単行本の執筆に専念。製作に参加したゲーム攻略本・ゲーム関連書籍は100冊を超え、プレイしたゲームは1000本を超える。

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