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70. 自慢したい男と、甘えたい女。私たちは幼稚で厚かましい。

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2010年3月31日(水)

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 日直のボウシータです。口頭コミュニケーションの話、いちおうきょうで最後です。

 前回までに述べてきたことをまとめると、つぎのようになる。

(1)
聞き手にとって価値のある話とは、(1a)内容がおもしろいか、(1b)話しかたが上手であるか、(1c)話し手に個人的な関心があるか、そのいずれかである。
(2)
前項(1c)において、聞き手が関心を持つ話し手とは、(2a)自分が気になる著名人か、あるいは(2b)自分にとって身近なたいせつな人である。これらのばあい「猫にメロメロ」「激辛好き」程度の情報でも聞き手には意味を持つ(その話し手にたいする関心を共有しない他の聞き手にとっては、これらの話は当然ながら価値を持たない)。
(3)
前項(2b)において話し手は、(3a)自分と聞き手とがコンテクストを共有していることを前提として「アレ取って」的な極端に省略の多い話しかた(頑固親父の一言)になったり、あるいは(3b)聞き手が自分に高い関心を持つことを前提として仕方話になったりする。
(4)
前項(3b)の仕方話においては、最初から結論を提示せず、できごとを時間順に語る。できごとを要約せず、できごとの流れを、感情をこめて再現する。報告中の自分や他人の発言も、要約ではなく再現する(しばしばモノマネつきで)。
éclat(エクラ)』2010年04月号、集英社、880円(税込)、表紙 黒田知永子

 今回、この「仕方話」について、さらに踏みこんでみたい。正確には、私たち一般人の仕方話について、である。

 芸人がその話術の力を生かして「人志松本の○○な話」の「ゾッとする話」枠で体験談をしてみせるのは(1b)のパターンだし、ライフスタイルを真似されるカリスマ著名人である黒田知永子さんが《éclat》誌読者に自分の生活のなんてことない一挿話(《ku:nel》や《ヤングマガジン》の読者にはほぼ無価値な話)を生き生きと語るのは上述(2a)のパターンだから、いずれも今回のテーマではない。

コメント6件コメント/レビュー

で、この話は今週が最後なの? 次週に続くの?(2010/04/01)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

で、この話は今週が最後なの? 次週に続くの?(2010/04/01)

確かにこの手の仕方話には、うんざりさせられる。しかし、結論から言えば"我慢して聞け"ということだ。なぜなら、この手の仕方話には、仲間識別機能を持っているからだ。前回の定義による仕方話では、"個人的な・身近なたいせつな人で・高い関心を持つ相手"の話であり、友人以上で家族を含むかなりプライベートな関係となる。夫婦間だと、夫に対し、妻が結論の出ない繰り言を延々と話す状況だろう。夫は仕方話にうんざりするが、妻は話を聞いてもらうことが目的で、結論は求めていない。この様な、女性の仕方話機能は、もともとは、乳幼児に対する言語教育機能として発達した。母親と乳幼児は一緒にいることが多いので、一緒に体験した出来事の通りに言葉を並べることで体験を言語化し、乳幼児の言葉習得を促していた。また、話を聞いてくれるかどうかで、敵味方識別機能も持つらしい。乳幼児は、概して母親の話を熱心に聴く。熱心に聞いてくれれば、仕方話の言語教育目的は達成できるので、母親は満足する。同様に、熱心に聞いてくれる相手は、愛すべき庇護すべき存在(仲間=よき理解者)と認識される。よって、夫婦であっても、仲間であることの確認作業なので、我慢して聞いた方が良い。一方、今回の様に、それほど親しくないのに仕方話をしてくるのは、無意識に敵味方識別をしていると考えた方がよい。人間は常に他人との距離感を測っている動物なので、熱心に聴いてあげないといつの間にか"敵"にされてしまうかもしれない。(2010/03/31)

とてもどうでもよい記事だった。あまりにもその印象が強かったので勢いでコメント入れてしまった。おばさん臭いというのはこの作者のような人のこと?(2010/03/31)

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