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足の魅力はそのままでボディは米国サイズに。そんな彼女(車)にワタクシは…

第43回:スバル レガシィ【試乗編】

2010年5月27日(木)

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 みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。

 今回お届けするのはスバルが誇る世界の名車“レガシィ”です。はい、ようやくスバルに辿り着きました。いやはやスバルに関して言及するのは実にキンチョーいたします。何しろこのブランドには背後に“スバリスト”と呼ばれる熱狂的なファンの皆様が控えていらっしゃる。彼らを怒らせたらマジでヤバい。浦和レッズのサポーターよりもロイヤリティーが高いと恐れられる彼らの尾を踏んだ日には、それこそ血祭りに挙げられこと必定であります。ヘタに知ったかぶりでもカマしたら、激高したファンがデモを起こす可能性も有る。ファンの一部が暴徒化して、日経BPのビルを取り囲んで焼き討ちに遭うかも知れません。別に日経BPが焼かれても私の知ったことではありませんが、隣接する住居棟には“重点投資先”の1人が住んでいます。これはマズい。明確にマズい。彼女を危険に晒す訳には行かないので、今回はユル~く……と、それも何だかヘンですね。今回も明るく楽しく公平に書いていこうと思います。

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 ご存じの通り“スバル”は富士重工業のいちブランド名。いっときは富士重工からスバルへ社名変更することも検討された、同社の大カンバンであります。そしてスバルと言えば世界に冠たる4WDのパイオニア。今ではすっかり“4WDの老舗”としてデカい面をしているアウディのクアットロ(クワトロ)よりも8年も前に量産を始めた、業界の先駆者です。

世界でもポルシェとスバルだけなのです。

 エンジンも又ユニークです。今や量産メーカーで水平対向エンジンを生産しているのはポルシェとスバルだけになりました。レガシィは“水平対向エンジン”の搭載と“4WDレイアウト”を頑なに守り続けるスバルの旗艦車種です。デビューは1989年。今から20年以上も前に遡る。この時期の富士重工は巨額の営業赤字に悩まされていて、倒産の危機さえ囁かれていました。その危機を救ったのが同年1月に発売されたレガシィです。レオーネから受け継いだ独特の機構。洗練された端正なフォルム。そして圧倒的な動力性能。折からの“ワゴン車ブーム”とも相まって、このクルマは国内と北米市場で売れに売れ、富士重工の劣勢をイッキに覆したのです。

 スバルの源流を遡れば、名機の誉れ高い“隼”や“疾風”を造り上げた中島飛行機に辿り着く。この会社は、大戦当時ゼロファイターとして米軍を震え上がらせた“零戦”の三菱重工業、和式メッサーシュミットとも称される“飛燕”の川崎航空機と並ぶ名門の航空機メーカーです。

 そんな背景から生まれたレガシィは、現在どのようになっているのでしょう。
 フルモデルチェンジが為されたのは昨年5月。1年も前のことです。が、例によって当欄の取材対象は発売時期など一切カンケー有りません。「興味あるクルマを片端から乗り倒す」事を身上とします。「そろそろレガシィも良いなぁ……」とボンヤリ目論んでいたところ、上手い具合にマイナーチェンジの知らせが届きました。“EyeSight”なる運転支援システムが刷新されたのだそうです。これまたタイムリー。モデルは敢えてセダンのB4を選びました。さらに敢えてのノンターボモデルである“2.5i”を選択。普通なら大馬力でグイグイ走るDOHCターボ搭載モデルに乗るべきなのでしょうが(これから数多出てくるであろう試乗記事も“2.5GT”が殆どだと思いますよ。ちょっと気をつけて見ていてください)、私は是非とも当店自慢の無段変速器である“リニアトロニック”を味わいたかった。大抵のメーカーが変速機を外部調達する中で、スバルは “自社開発・自社生産”(チェーン部分だけは独ルーク社製を採用しているようですが)にコダワリます。開発効率とか経済的合理性よりも、「面白い部分をヨソに回してなるものか」というエンジニアの意気込みが感じられてなりません(これは私の勝手な思いこみです。この辺りは次週以降の開発者インタビューで明らかにしていきましょう)。

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「足の魅力はそのままでボディは米国サイズに。そんな彼女(車)にワタクシは…」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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