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W杯初戦、直前3連敗でも揺るがぬ岡田監督の信念

戦術を貫くための修正は、“変節”ではない

  • 森本 美行

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2010年6月14日(月)

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 6月11日、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が開幕し、1カ月に及ぶ熱戦の火ぶたが切られた。韓国がギリシャに2―0で快勝し、アルゼンチンがナイジェリアに1―0で競り勝つ一方で、引き分けの試合が目立つ。恐らく、初戦に伴う緊張が影響しているのだろう。

 4日目の今日は、いよいよ日本代表が登場。アフリカのカメルーン代表と対戦する(開始時刻は日本時間で午後11時)。この初戦の結果が、1次リーグ突破の可否を大きく左右するだけに、日本代表にとって最も重要な一戦と言っていいだろう。

 果たして、日本代表のサポーターたちは、どのような思いを胸に試合開始のホイッスルを聞くのだろうか。現時点では、勝利に対する希望よりも、敗北への懸念の方が大きいかもしれない。

 無理もない。2006年に開かれた前回のドイツ大会で、日本代表はクロアチア代表とは引き分けたものの、ブラジル代表、オーストラリア代表に完敗し、1次リーグで姿を消した。

 特に前半を1―0で折り返しながら終盤、オーストラリア代表に3点を立て続けに奪われて逆転負けを喫した初戦のショックは、サポーターたちの脳裏に今も強く残っているはずだ。

直前の強化試合では3戦全敗

 不安材料はこれだけにとどまらない。今大会の代表メンバーを決定した後に行った強化試合も全敗した。

 しかも結果が良くない。3試合で日本代表が得点したのは、5月30日のイングランド代表戦でディフェンダーの闘莉王が挙げた1点のみ。さらに計6失点のうち、3点がオウンゴール(自殺点)だった。

 この結果だけを見れば、本番での日本代表の戦いに期待をかけにくいのも、ある意味、仕方のないことかもしれない。

 だが、強化試合はあくまで強化試合である。本番を最高の状態で迎えるための準備の一環であり、本番とは大きく異なる。

 前回大会の直前の強化試合では、ホスト国のドイツに2―2と善戦。続くマルタ戦は1―0で勝利して本番に臨んだ。しかし、結果は先述のようになった。

 勝敗も大事だが、結果だけがすべてではない。より重要なのは、強化試合で試そうとしたことをどれだけ実行できたか。そして試合で実行できなかった点や新たに見つかった問題点を、本番に向けていかに修正するか、だ。

 その点で注目すべきは、イングランド代表、アフリカのコートジボワール代表と戦った2試合だ。

 単に1次リーグで対戦するカメルーン、オランダ、デンマークの各国代表を想定して戦った試合というだけではない。イングランドとコートジボワールの代表選手はいずれも、イングランドのプレミアリーグやスペインのリーガ・エスパニョーラといった欧州屈指のプロリーグで活躍するプレーヤーで占められている。

 現在の日本代表にとって、この2カ国の代表との試合は、昨年9月のオランダ代表戦以来の世界レベルの選手たちとの対戦。そうした相手に戦術を試す貴重な機会であった。

 世界レベルの相手となかなか対戦する機会がないのは、残念ながらアジアと世界のサッカーの間に大きな差があるからだ。アジアでは屈指の強豪である韓国代表が相手でも、世界レベルの試合にはなり得ない。

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