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100円玉をやり取りする対面販売で

「文学フリマ」で分かった「電書」の大いなる可能性【その2】

  • 深川 岳志

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2010年7月9日(金)

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 今年5月に行われた「第10回文学フリマ」の仕掛け人、米光一成立命館大学映像学部教授とエンジニアの松永肇一氏の対談の2回目です。

 同人誌の即売会という会場で在庫を持たないノーリスクの「電書販売」を行い、空前の販売実績を残した「電子書籍部」。その具体的な活動内容と、出版とは何かという問いについて今回は語り合っていただきます。(前回から読む)

―― ここは新宿のとあるオープンカフェなんですが、みんながiPad(アイパッド)持っているって、結構異様な状態ですね(笑)。同席者5人のうち4人も。所有率80%。うち一人はキーボードドックに差している。(Kindle=キンドルを取り出す米光氏を見て)、あ、米光さんはKindle派なんですね。

米光 うん。読むだけならこちらのほうが。そもそも今回の電子書籍部も僕がこれを買ったから始まった、とも言えるし。

―― ほう。そうなんですか。では、あらためて、電子書籍部の活動について教えていただきます。松永さんのお仕事はプログラマーですね。

松永 そうです。会社員で、エンジニア。米光さんとは知り合ったのは、池袋のコミュニティ・カレッジというところです。講師と生徒の関係ですね。米光さんが講座を始めたのが、5~6年前。ブログをみて、面白そうだから行ってみようと思って、そこからの付き合いです。

米光 松永さんは発想力講座とか、最初の頃の講座からずっと来てくれてる。で、僕が今『宣伝会議』でやっている「編集・ライター養成講座上級コース」にも来てくれてて。

松永 ほぼ全部行ってます。

米光一成 立命館大学映像学部教授

米光 講座といっても座学みたいなことはしなくて、実践です。オン・ザ・ジョブ・トレーニング、実践でやっていきましょうという講座です。

 僕がダラダラ喋ってもしょうがないので、みんなに実践してもらって、それをどんどん変えていく。気づいてもらう。場を作っていく。その活動の一つが電子書籍部ですね。

―― それはいつごろのお話なんですか。

米光 今年の4月です。

―― ずいぶん最近なんですね。文学フリマが5月23日。準備期間は2カ月もない。そんな短期間でよく電子書籍の対面販売に踏み切りましたね。

米光 紙でやるのもいいんだけど、講座がプロフェッショナルコースなので「プロとしてちゃんとやるよ」というスタンス。紙媒体でやると時間的に中途半端になっちゃうから、誰もやってない新しいチャレンジで、でもしっかりやろう、と。

 電子書籍でやると、全部自分でやることになる。校正も、流通も、書店員もやらなきゃいけない。やってくれるところはまだない。そういった新しい状況で、編集、ライターにかかわる周辺の業務を全部自分たちでやるのは絶対に面白いだろうし、役に立つだろう、と考えました。

支払いはトマト1個やラーメン1杯だっていい

―― 一人出版社ですね。

米光 出版の会社じゃなくて、出版の者になる。出版者です。個人個人が出版者になると面白い。編集班、校正班、技術班ってわかれるけど、専門化せずに、編集もするし書いたりもする、緩やかに連帯して入り交じりながら進めていくわけですね。

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