• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

Vol.4 「好きなことをやりなさい」と言われても、思いつけないのが「う」なのです

  • “う”あがりOL

バックナンバー

2010年7月9日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

(前回「本当に『死にたい』、でもそれは病気が思わせているだけ!」から読む)

 みなさんこんにちは、「う」あがりOLです。

 前回の記事に、たくさんのコメントをありがとうございました。自分でも読んでいて辛いような内容で「こんなこと書いちゃっていいのかな…」と不安だったのに、「よく書いた」と言っていただけるなんて。コメントを読みながらうるうるしていたときにちょうど編集Yさんが電話してきたので、涙声で出てしまい「まさかあの記事で誰かにいじめられたのですか!?」と、余分な心配をさせてしまいました。「じ、じがいます(違います)、がいでよがった(書いて良かった)とおもって~」と、鼻水を流しながら返事してしまいました。

皆さん、ありがとうございます

 多くの方に読んで頂けて、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

 Yさんは鼻タッカダカでしたが、「でも、狙って受けたわけではないですし、元々ウケを狙う企画でもないですから、これからも書きたいこと、書かねばいかんと思うことだけを、淡々と書いていってください。結果としてまた受けたら万々歳ということで」と言っておりました。なので、日経ビジネスオンラインの中の「横町の団子屋」のつもりで、これからも地味におとなしく行きたいと思います。よろしくお願い致します。

 さて今回は、とある誤解を解いてみることができたらと思います。
 「う(うつ)」から立ち直るために「好きなことをしてみる」という考え方にまつわる、ちょっとした、でも深刻な誤解です。

*   *   *

 休職して、しばらくした頃、主治医に「何でもいいから、好きなことを始めてみてはどうですか?」と言われました。「自分の意欲が向くことなら、何でもいいですよ」と言います。

「仕事以外に、自分が楽しいと思えるモノを見つけることが大切です」。
「はぁ」。

 …意欲の向くこと。これが「う」の湯に浸かっている間は実に難しいのです。

失恋の最中に前向きなことは考えにくい…

 「仕事を休んでいいから、やりたいことをやってみては?」と、普段仕事に追われている間に言われたら、それはもう夢のようですよね。うっかりすると「いいなあ、そんなことを言われるのなら、オレも『う』の湯に浸かってみたいよ」くらいのことは、考えてしまいそうです。自分も一度この湯にはいるまでは、そう感じていたように思います。

 ところがです。この病気になっている間は、そもそものきっかけになる「意欲」が出てこない。なので、驚かれるかもしれませんが、やりたいことがなかなか思いつきません。

「途中ですみませんYです。全然違うかもしれませんけど、それって受験の失敗とか、手ひどい失恋とかの直後、みたいな気分ですかね?」
「うーん、それの拡大延長戦という感じでしょうか。『う』の場合は、その手ひどい失恋の直後の状態が、延々と続くんです。自力で浮上することも少なくて。沈み方のレベルにも違いはありますが、でも、瞬間的に味わっている気分自体は同じ様なものだと思います」
「こんなに好きだったのに、気持ちが通じなかった。もう、誰に何を言っても言われても、本当は通じないような気がする…みたいな。なんだかメシを食う気もしなくなったり、自分にとってダメなことばっかり考えたり」
「そうそう、ありますよねえそんなこと。Yさんも純情派なんですねえ」
「そんな気持ちの時に『好きなことをやってみたら』と言われてもなあ。なるほど。ちょっとだけ分かったような気がします」
「ねえねえ、ところでそれ、いつの話ですか? Yさんたら暗い目をして、もしかしてわりと最近?」

 私の場合ですが、体調は一進一退を繰り返していて、数日良い状態が続いたかと思うと、一転して低調になり、そのまま数日間は深く沈み続けます。

「まだダメなのか」
「いつになったら治るんだろう?」

 そんなことの繰り返しの中で、「意欲が向くこと」を探すのはとても難しかったのです。

コメント13件コメント/レビュー

編集のYさんへ:「う」の表記についてコメントした者です。こちらこそ読み不足ですみませんでした。もちろん、これからも拝読させていただきますので、筆者さん共々がんばってください。【ありがとうございます! 丁寧にご連絡をいただき、筆者共々感謝しております:Y】(2010/07/15)

「“う”あがり美人になりたくて」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

編集のYさんへ:「う」の表記についてコメントした者です。こちらこそ読み不足ですみませんでした。もちろん、これからも拝読させていただきますので、筆者さん共々がんばってください。【ありがとうございます! 丁寧にご連絡をいただき、筆者共々感謝しております:Y】(2010/07/15)

うつを経験した(している)者です。書いてくださってありがとう。ただ、ひとつだけ。なぜ「う」と表現するのですか?私はきちんと「うつ」と書いて欲しいです。なんだか茶化されているようで、気分が悪いです。【コメントをありがとうございます。担当編集のYです。「う」という表現については第一回(http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100525/214589/)で申し上げた通りです。おっしゃるように「茶化し」と受け止められる可能性は飲み込んだうえで、「うつ」と書いたのでは読んで頂けない方(あえて言いますが、「まだ」うつを発症していないが、その危険性があり、そこに無意識に目をつぶってしまいがちな方)に、うつの知識、さらには、うつの方への接し方を知ってもらうことを重視しよう、と考えて、この柔らかめのタイトルを選びました。茶化した内容ではないことは、ご理解頂けるかと思います。表現がお気持ちを害したことにつきましては、お詫びを申し上げさせて頂きます。どうぞ今後とも、ご愛読を頂ければ幸いです】(2010/07/14)

私の場合は、調子の悪いときは何もしませんでした。「好きなことをやりなさい」は無理な注文だと思います。私は仕事では逆に、頭を空っぽにして、つまらない単純作業をやるようにしていました。余計なことを考えずに済み、「働いた」感が自分の罪悪感を和らげてくれます。そうして調子の悪いときはただ「やりすごす」、そうすればそのうちやりたいことが湧いてくる、という感じでした。(2010/07/14)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長