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世間なんて相手にせずに、「ガラパゴス」でもいいじゃない?

単行本第2弾、奇跡の発売! 刊行記念でシーズン3開幕(前編)

  • 岡 康道,小田嶋 隆,清野 由美

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2010年8月30日(月)

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 文化は、ガラパゴスのものだ。
 経済は、グローバルなものだ。

 マネーはユニバーサルでオープンでワールドワイドでインターナショナルなものだ。欲望と同じく。

 だから、商品は、常にフェアな競争にさらされなければならない。度量衡は統一されていなければならないし、市場は開放されていなければならない。

 が、文化の世界では、度量衡は統一できない。
 言語も一元化できないし、交渉過程や鑑賞法についても標準化は不可能だ。

 言い方を変えれば、文化とは度量衡のバラつきそれ自体のうちに内在する要素なのであって、元来翻訳不能なのだ。

 であるから、ある種の音楽が西洋音楽の手法で採譜するととたんに意味を喪失してしまうのと同じように…

(小田嶋隆「ア・ピース・オブ・警句」2010年8月6日掲載分より引用・編集)

* * * * *

 第2シーズンの終了(「若ハゲ!? 髪は気力で生やせ!」)から、はや1年、皆様大変お待たせしました。「人生の諸問題」シーズン3の開幕です。

 …と書くとカンのいい方はお気づきになるかもしれません。そうです。シーズン2をまとめた単行本、『ガラパゴスでいいじゃない』(講談社)が、ついに刊行になるのです。

 今回の再開はその告知を兼ねておりますので、どうぞ皆様、張り切ってお近くの書店、もしくはこちらのリンクからお求め下さいませ。

 さて、この1年の間に、世間ではツイッターの流行や、iPadの登場など、いろいろな騒ぎがありました。「経済」が「文化」のガラパゴスに開国を迫る1年だったとも言えそうです。かたや広告プランナー、こなた引きこもり系コラムニスト、のお2人は、グローバルとガラパゴスの狭間で、どんな思いを持っているのでしょうか。

―― 小田嶋さんは「ア・ピース・オブ・警句」で、ツイッターに関して面白い考察を書かれていましたね。(「伝書鳩がつぶやくのは、誰のメッセージなのだろう」。鳩山さんがお始めになったころですねえ)

コラムニスト 小田嶋隆氏(写真:大槻純一、以下同)

小田嶋 あの記事を書いた時点から、ツイッターはますます何だか有名人の自己満足メディアになってきている感じがして、うかつに参入しなくてよかったなと、俺はほっとしているところです。

―― 一瞬、しようと思ったんですか?

小田嶋 そう、一瞬、参入しようかな、と思った。というのは、やっぱり「お世辞を聞きたい」という強い欲望があるんですよ、半端知名度の人間にとっては。

クリエイティブディレクター 岡 康道氏

 だって、あれってすごく、お世辞にだけ窓を開いておける不思議なメディアでしょう。だから、あそこで発言しちゃっている有名人の出している馬脚というのは、こっち側から、下から、のぞいていると、本当にひどい、本当に恥ずかしいものだな、って。

岡 だって批判をしたっていいんでしょう?

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