「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」

デートに仕事に執筆に忙しいはずなのに。
走るために編み出した“時間天引き法”(byF氏)

肉体派ビジネスエリート編 【第1回】

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2010年8月30日(月)

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 あれ?今日は月曜日。お前の連載は毎週木曜日掲載ではなかったのか……と思われた諸兄。実は今回から3回に渡り「走りながら考える」の特別版をお送りする運びとなったのです。

 世は空前のランニングブーム。道を歩けば多くのジョガーとすれ違い、テレビをつければ美人女優やお笑いタレントがスタスタと走る姿が垂れ流され……いや失礼。放映されています。みなさまのまわりにも「マラソンを始めた」という方が多いのではないでしょうか。
 実際、日本のランニング人口は大変な勢いで増加しています。集計方法により様々な数字が出ていますが、昨年のレジャー白書をひも解きますと我が国のランニング愛好家は実に2550万人。およそ国民の5人に1人が走っている計算になります。

 人が集まればカネが動く。これは経済の原則でありまして、瀕死の運動具店がランニングに特化したところ奇跡の復活を遂げたり、マラソン大会の参加ツアーが瞬時にして満員御礼になったり……と周辺産業も潤い始めています。ランナーの聖地・皇居の周辺などは、着替えて荷物が置けてシャワーも浴びられる施設が(利益が出ているかどうかは知りませんが)雨後の竹の子の如くにょきにょきと乱立しています。

 こうしたムーブメントを、目ざとい日経BP社が見逃す筈がありません。何しろリゾート法が施行されて日本中がバブっていた頃には「日経リゾート」を。クールジャパンとやらでアニメブームが巻き起こった時には「日経キャラクターズ」を素早く創刊してしまう節操のない……もとい。機動性の高い出版社なのですから(いずれの雑誌も既に休刊)。
 ブームを当て込み私をモルモットとして何回かweb上で連載させ、読者諸兄の反応を見て「日経ランナーズハイ」を創刊しようという高等作戦なのでありますまいか。

 (編集I:ああ、そこまで書いちゃって。今後の商品開発計画については一切お答えできません、っていつも自動車メーカーで言われているでしょうに!)

 ではなぜランニングの記事を書くのが不肖フェルディナントなのか。
 訝しく思われる方も多いでしょう。各社の広報車両を公私混同で片端から乗り倒し、女性を口説いて遊び暮らしているお前に一体何が出来るのか……と。

実はトライアスロンにはまっているのでございます

 はて、ごめんくださいまし。実は私、昨年からトライアスロンにハマっておりまして、結構マジメに取り組んでいるのです。ご存じの通りトライアスロンは、スイム・バイク・ランをイッキにやってしまう厳しい競技です。全ての種目を満遍なくトレーニングしておかないと、完走さえままなりません。

走るフェルディナント・ヤマグチさん(写真:陶山 勉)

 その中でランニングは、家の近所はもちろんのこと、出張先の公園でもシューズと簡単なウェアさえあればすぐに取り組むことができる、最も“手っ取り早い”種目です。意志さえあれば“いつでもどこでも”走り出すことができる。
 担当編集I氏と打ち合わせをしている時に、トライアスロンの話になり(彼もランニングの愛好家です)、「そうか。フェルさんは毎日走っているんですよね」ということで、「ではちょっとランニングの話を書いてもらいましょうか」と相成った訳です。連載の企画なんてこんなものです。

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著者プロフィール

フェルディナント・ヤマグチ

フェルディナント・ヤマグチです。皆様と同じようにビジネスの最前線で仕事をする傍ら、アチコチの雑誌で連載を持っています。つまりクルマ業界に接してはいますが、本業ではない。首まで浸かっていない故、かえってギョーカイのシガラミや仕来りを超越して、好き勝手なことを書き倒すことが出来る微妙且つナイスなポジションに立っています。もちろん皆様と同じように昔からクルマが大好きで、学生時代はかなり無理をして懸命にクルマを購入したクチでして、一番最初に買ったのは、初代RX-7でした。最後は青山墓地の前で追突され大破してしまいましたが、あれは良いクルマでした。本業はかなり堅い会社で管理職を務めるリーマン稼業なものですから、顔出しNG&ペンネームで失礼いたします。や、そう警戒なさらないで下さい。決して怪しい者ではございませんので。



このコラムについて

フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える

 この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつかりました。どうぞよろしくお願いします。
 なに、“考える”と言ってもそれほど大袈裟なことではありません。クルマはこれからどうなって行くのか。現在売り出されているクルマは何を考え、何を目指して開発されたのか。実際にクルマに乗り、開発者に会ってお話を伺い、販売現場からの声にも耳を傾ける……。ビジネスはビジネスとして事実をしっかりと捉まえた上で、もうちょっとこう明るく楽しくクルマを味わって行こう、というのがこの「走りながら考える」の企画意図です。

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