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「シロガネーゼ」が「おひとり妻」となる理由

“西原理恵子”になれない、妻たちの自縄自縛

2010年9月17日(金)

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 前回、私が「ただトモ夫婦(ただの友達同士、のような夫婦)」と呼ぶ、イマドキの20~30代夫婦についてご紹介した。

 彼ら約100人への1年半に渡る取材は、とにかく衝撃の連続だった。なぜリビングルームや冷蔵庫を“妻ワールド”と“夫領域”に分けるのか? なぜ夫(妻)との会話を、毎日ツイッターだけで済ませるのか? なぜ「夫がガンプラを捨ててくれないから」といった理由だけで、1年以上も“別居婚”を続けるのか…?

 そして最も驚いたのは、前回の最後でもご紹介した、20~30代妻たちの「おひとり妻」欲求と、あまりにも大胆なその行動だ。

見慣れない女性が布団に…

 深夜0時、とあるマンションの一室。
 コンビニ弁当を片手に、静かに玄関の戸を開けて入ってきたタクヤさん(29歳)は、思わず「えっ?!」と声をあげた。

 いつもなら、妻が息子(3歳)と添い寝しているはずの和室の布団。そこに、見慣れない中年女性がぐったり横たわっていたからだ。
 いったい誰が…? 怖々灯りをつけると、それは妻の実母。「なんだ」とホッとひと息ついたのも束の間、今度は妻の姿が見当たらない。「すみません」と小声で実母に声をかけ、揺り起こすタクヤさん。遠慮がちに「あの、アズミ(妻。26歳)はどこへ行ったんでしょうか?」と聞くと、意外な答えが返ってきた。

 「さあ。私も、『ちょっと出てくるから、息子を見てて』としか言われてないから」

 だが翌日もその次の日も、妻は戻ってこない。携帯電話も圏外。ふだんは楽観主義の実母も、さすがに3日目には「まさか」と、事故の可能性を口にした。それまで平静を装ってきたタクヤさんも、遂にガマンの限界に。たまらず警察に捜索願いを出した4日目の夕方、妻は涼しい顔で戻ってきたという。
 「ごめんごめん、つい(気が)緩んじゃってさ」

 妻は3日間も、どこへ行っていたのか。
 「それが、ちょっとリッチな熱海の温泉旅館に、ひとりで泊まってリフレッシュしてきたって言うんですよ」(タクヤさん)

 このとき「ふざけるな!」と妻を叱りつければ、また違ったかもしれない。だが、タクヤさんは怒らなかった。自分は毎日仕事に追われ、家事や育児を満足に手伝えていない。その引け目を、少なからず感じていたからだ。

 結果的に、その配慮は裏目に出た。妻は許されたと感じ、その後もたびたび「失踪」するようになったのだ。さすがに4日間もの連泊はないが、それでも「湯河原に行ってきます」「2日で戻るね」と短いメモを残し、いまもひとりで、たびたびいなくなるという。

「ナオちゃんを喜ばせようと思って」にキレる妻

 一方、「せめて土日ぐらい、ひとりで自由に遠乗りしたかった」と話すのは、外資系金融の社員で4歳の娘の母・ナオコさん(35歳)。

 2年前、大きなプロジェクトを任された直後から強いストレスを感じ、娘を感情で怒鳴るようになった。「このままじゃヤバイ」と感じていたという。そこで会社帰り、夫に内緒で通い始めたのが、バイクの教習所。

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