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女子はなぜ、「龍馬」と結婚したくないのか?

「イオンでデート」がバリキャリとハケン君に与えた影響

2010年10月1日(金)

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♪ギャッギャギャギャッギャ……
 あるマンションの一室。足を踏み入れた瞬間、その不可解な音にハッとした。
 音の発信源は、DJのターンテーブル。鳴らしていたのは、フリーターのツバサさん(29歳)だ。奥の部屋では、生後4カ月になる娘が、スヤスヤお昼寝中。さすがに音量は絞っていたが、いつ赤ちゃんが起きてしまうかと、こっちがハラハラし通しだった。

 いつか売れっ子のDJになるのが、ツバサさんの夢。もっとも、本音では「無理とは思うが、運良くなれるかも」ぐらいに考えているという。気が向いた日は、ターンテーブルを回してスクラッチの練習。一家の生活は、ウェブデザイナーの妻が支えている。「働きマン」を絵に描いたような、売れっ子のデザイナーだ。

「彼女(妻)には、『家事・育児も含めた“総合点”で、オレが幸せにすっから』って、何度も言ってるんで。彼女も納得してますよ」

 いわく、妻は「アバウト(いい加減)な性格」だから、自分のほうが家事や育児に向いている、とのこと。なるほど、レディー・ガガ(米国の女性アーティスト)のヒット曲「テレフォン」を口ずさみながら、哺乳瓶を冷ます姿は、それなりに堂に入っている。子守りスタンスの良し悪しはさておき、互いに納得のうえなら、こういう夫婦もアリだろうなと実感した。

 ツバサさんのような、いわゆる「専業主夫」は、まだ数としては多くない。私が取材した、前衛的な「ただトモ夫婦(ただの友達のような夫婦)」の世代(20~30代)でも、全体の約2%。ただ、妻を「フルタイムの正社員」に絞れば、その割合は20組に1組(約5%)と一気に跳ね上がる(2008年 明治安田生活福祉研究所調べ)。

 バリキャリ妻と、専業主夫。その組み合わせは、すでに「超レア」なケースでなくなりつつあるわけだ。いったいいつ頃から、こうした夫婦が増えたのか?

「デートの定番は、地元のイオン」

 転機は、やはり1990年代半ば~後半、バブル崩壊後にあった。

 このころの「女性の社会進出」を示すうえで、よくマスコミが例にあげるのは2つだ。
 一つは、専業主婦世帯と共働き世帯が逆転、外に出て働く既婚女性のほうが多くなったこと。もう一つは、女性の短大と4年制大学の進学率が逆転し、4大卒が増えたこと。

 もちろん、どちらも間違ってはいない。結婚・出産後も仕事を持つ女性、あるいは高学歴な女性が増えたことで、いわゆる「バリキャリ(バリバリ仕事をする)女性」が台頭。その直後、99年に労働者派遣法が改正されたことにより、男性の間にも派遣社員が急増した。

 結果として、2000年代には、バリキャリとハケン君の姿が顕著に。これと並行して、男女の未婚化と「夫婦のただトモ化」が進行していったのだろう、と予測がつく。

 だがもう一つ、見逃せない事実がある。
 それは90年代、男女の付き合いそのものが「ただトモ化」していったことだ。

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