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Vol.7 「失敗してもいい場所」と聞いて、心が動いた人は?

  • “う”あがりOL

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2010年10月8日(金)

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★本連載のタイトルと、うつ病を「う」と表記していることについては、こちらをご覧下さい。また、うつ病については「お父さんが『眠れない』のは、心の問題ではない --自殺対策について精神科医ができること」の記事も、ぜひ(担当編集Y)

 こんにちは、“う”あがりOLです。ちょっとおやすみしている間に、一気に秋の気配となってしまいましたね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

“う”の湯からあがって1年が経ちました

 私は今月、会社に復職して丸一年を迎えました。「ようやく一年…」であります。

 正直言ってツラい日もありましたが、職場の上司や同僚たちに温かく受け入れてもらい、こうして無事に二年目を迎えられたことを、とてもとても感謝しています。私は職場にも恵まれ、こうして体験を記事にする機会にも恵まれ、本当に幸運です。共に社会復帰の道を歩んでいる「う友(うつ病経験者の友人)たち」にも感謝を。そして、いままさに「う」と闘っている皆さま、「う」未病でふんばっておられる皆さまにはエールを贈りたいと思います。あなたは独りじゃない、と。

 さて。前回、復職のためのリハビリ機関として「リワーク」について書いたところ(前回の記事はこちら)、担当編集者Yさんから「こういうのって、会社の中でできないんですかね?」と聞かれました。

「会社の中で?」
「そう。職場でリハビリ訓練もできる、という風にはいかないんですか?」
「うーん。会社に『託児所』を作るくらいの“気合い”がないと難しいと思います。外部の専門家をスタッフに雇って、専用のスペースを作って…」
「それは大変そうですね…」
「リワークでは、『う』という病気についての理解を深めることはもちろんですが、『自分のどういうところが病気を招いたのか自分自身と正面から向き合う』こと、そしてなにより、『同じ病気の仲間たちとの “失敗してもいい場所”に身を置くことから始める』ことが大事なんですよ」
「なるほど、そうなると、会社の上司と一緒にいる環境が“失敗してもいい場所”になるわけがない、と」
「そう。それに、会社は“う”あがりをどう扱ってよいかわからないので、意味のない仕事を与えがちなんです」
「言い方は悪いけれど、腫れ物に触る、みたいな。わかります」
「そうして、どちらもストレスを感じるくらいなら、社外にあった方がお互いのためでもあります。会社でリワークするくらいなら、自分でリワークのようなプログラムを作って試すほうが良いかもしれません」
「そんなことができるんですか?」
「例えば、通勤時刻に図書館に毎日休まず通う。そして、ダラダラ過ごすのではなく、病気の勉強をしたり、運動をしたり。趣味の世界を広げることも集中力を高める練習になります。そうやって計画的に自己管理して日中を過ごす訓練をする。仲間も友人もいない中では、たやすいことではないかもしれませんが、できなくはないと思いますよ。真面目に取り組めば、自分と向き合う良い時間になるかもしれません」

 泥湯の「うの湯」から脱衣所に出ると、壁一面の鏡に映っていたのは自分自身だった。
 チカラのない瞳。

「どうしてこんなことになっちゃったの?」 
 と問いかけると、鏡の中の私は

「そんなの、わからないよ」

 とうつむく。

 そこにいるのは、それまでに身につけてきた自分をミメよく見せるためのさまざまなものをドロ湯に削ぎ落とされた“素”の自分。自信を喪失し、打ちひしがれた惨めな私自身。

 見るのもつらく、思わず目をそらしかけた。だが、自分の何が病気を招き寄せたのか、自分の内に理由はなかったのか、鏡の向こうの相手に聞きたくなった。

 …ドロの「うの湯」から脱衣所に出たのは、こうして「本当の自分」と向き合うためだったのだろうか。ねえ?

 いままさに「う」を抱えている方、「もしかしたら?」と不安を抱えている方にも参考にしていただけるよう、「う」からのリハビリ学校=リワークでどんなことをやったのかご紹介していきましょう。

 メディカルケア虎ノ門のリワークプログラムに通い始めた私は、3カ月を経て、週に3日通う「リワーク・スクール」から、週4日以上通う「リワーク・カレッジ」にレベルアップしました。そして、しばらく経つと、そこでのプログラムの面白さに惹かれていくようになりました。

 プログラムの中には、「セルフケア」と呼ばれる時間があります。臨床心理士の指導のもと、自分の病気を知り、自分の状態を確認し、自分自身への理解を深めるプログラムです。

 例えば、目次を並べておきますと…

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