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ザックジャパン始動、初陣の成否は

今後の進化を判定する3つのポイント

  • 森本 美行

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2010年10月6日(水)

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 世界を1カ月にわたって興奮の渦に巻き込んだサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が閉幕して約3カ月。4年後の2014年にブラジルで開かれる次回大会の出場を目指して、新生日本代表がそのスタートを切る。

 南ア大会で1次リーグを突破し、日本代表を2002年の日韓大会以来2大会ぶりのベスト16に導いた岡田武史前監督。その後任に、イタリア人のアルベルト・ザッケローニが就任した。明後日(10月8日金曜日)に行われる「キリンチャレンジカップ2010」で初めて指揮を執る。

 相手は、W杯2回の優勝を誇るアルゼンチン代表。この南米の強豪に対してどのような戦いを見せるか。今から楽しみだ。

イタリアらしからぬ攻撃的サッカーが身上

 早くも“ザック”の愛称がついたザッケローニは、ACミラン、インテル、ユベントスといったイタリアの名門クラブの監督を歴任し、ACミランの監督時代には同国のトップリーグである「セリエA」の優勝も経験している。

記者会見に臨む日本代表新監督のアルベルト・ザッケローニ氏(左)

 イタリアのサッカーと言えば、かんぬきを意味する「カテナチオ」という言葉に象徴されるように、あたかも門にカギを掛けるがごとくゴール前の守備を固めてまずは失点を防ぐ。そして少ない人数でカウンター攻撃を仕掛けて点を取りに行く。こうしたイメージが一般には強いだろう。

 ザッケローニがこれまで志向してきたサッカーはそれとは一線を画す。ディフェンダー(DF)を3人にして、その代わり前線に3人のフォワード(FW)を置く「3-4-3」と呼ばれる布陣を多用し、攻撃重視のサッカーを展開してきた。

 その特色は、9月30日に発表された、アルゼンチン戦に臨む日本代表25人のメンバー構成に早くも表れた。8人の選手をFWとして登録したのだ。

 その中には、南ア大会で活躍した本田圭佑(ロシア・CSKAモスクワ)や松井大輔(同・トム・トムスク)、さらに9月4日のパラグアイ戦でゴールを決めた香川真司(ドイツ・ドルトムント)ら、前回召集時はミッドフィールダー(MF)で登録されていた選手が含まれている。

 このため、明後日のアルゼンチン戦は3トップの攻撃的な布陣を試すのではないかとの観測が浮上している。もっとも、攻撃的か否かは布陣だけで決まるものではない。いくら3人のFWを起用しても、彼らが中盤に下がって前線で攻撃を展開できなければ、攻撃的なサッカーとは呼べない。

 実際、南ア大会での日本代表は守備的だった。ボールの支配率は4割前後と相手を大きく下回り、勝利を上げたカメルーン戦やデンマーク戦でも守勢に立たされることが多かった。攻撃力を高めていかない限り、W杯でベスト8の壁を突き破ることは難しいだろう。

コメント3件コメント/レビュー

やはりこの「クリアぐせ」こそが日本のサッカーの弱点ですね。少年サッカーぐらいから指導者が、「ゴール前で危なくなったらクリア」を徹底的に教え込んでしまうので、習慣的に何でもかんでもクリアしてしまうんです。Jリーグくらいのレベルだとそうでもないのに、世界レベルのプレッシャーを受けるとこの癖が出てしまいます。本来ゴール前に敵陣が集中しているピンチの所からボールを奪ったらカウンターの絶好のチャンスなのに、クリアで相手ボールになるから点が取れないのだ。記事中の図中の日本の位置が、日本サッカーの奇妙さを示していると思う。これを克服するには子供の頃からクリアを多用しないサッカー、ディフェンスが頭を使うサッカーを指導されないと難しいと、我が身を省みて思います。(2010/10/06)

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いただいたコメント

やはりこの「クリアぐせ」こそが日本のサッカーの弱点ですね。少年サッカーぐらいから指導者が、「ゴール前で危なくなったらクリア」を徹底的に教え込んでしまうので、習慣的に何でもかんでもクリアしてしまうんです。Jリーグくらいのレベルだとそうでもないのに、世界レベルのプレッシャーを受けるとこの癖が出てしまいます。本来ゴール前に敵陣が集中しているピンチの所からボールを奪ったらカウンターの絶好のチャンスなのに、クリアで相手ボールになるから点が取れないのだ。記事中の図中の日本の位置が、日本サッカーの奇妙さを示していると思う。これを克服するには子供の頃からクリアを多用しないサッカー、ディフェンスが頭を使うサッカーを指導されないと難しいと、我が身を省みて思います。(2010/10/06)

中学、高校、大学、ジュニア、ユースレベルから、クリアに逃げないディフェンスを徹底しないと、物にならないと思います。(2010/10/06)

クリア回数が多かったのが、前回のW杯本大会で日本代表が予想以上の健闘を見せた一因だと思っています。本大会前の強化試合では、自ゴール際でボールを奪い返したのを、狭いところでパス交換しているうちに自ゴールの目の前で相手にとられるという決定的なピンチを繰り返していました。岡田ジャパンの評価が最も低かったのがこの時期です。大きくクリアしている間にラインを上げ、そこからボールを奪うことをすれば、筆者の推す「高い位置でのボール奪取」につながります。一旦は奪ったボールコントロールをみすみす一回相手に渡す損失はありますが、フィジカル勝負では不利になりがちな日本代表のディフェンダーの場合、相手が10人流れ込んでいる自ゴールそばの狭いところでチマチマパス交換するより、大きく蹴り出してリスタートした方が失点のリスクは低いように思われ、それが健闘という結果にあらわれたのではないでしょうか。(2010/10/06)

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