• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

タイ、インド、中国、メキシコ…どこでも部品が手に入る
世界の「マーチ」は、現地調達比率95%(ただし日産基準)

第62回:日産 マーチ【開発者編・前編】

2010年10月14日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。

 みなさまは“日本で一番売れているガイシャ”が何であるかご存じでしょうか?
 そう。ブランドで言えば、もちろん「フォルクス・ワーゲン」です。「アウディ」が躍進しようが、「MINI」が人気だろうがこの優位は揺らぐことがありません。2010年度上半期の実績を見てみますと、販売台数2万5399台、と堂々のトップ。対前年度比は実に37.7%増。正に飛ぶ鳥を落とす勢いの爆発的な増加であります。この後には「BMW」「メルセデス・ベンツ」アウディ…と人気のドイツ勢が続きます。(私もそうですが)日本人はドイツ車が本当に大好きです。
 政府のエコカー補助金を含め、様々な援護射撃も功を奏したのでしょうが、こうしてクルマが売れるのは実にめでたいことです。いや結構結構、と鼻毛を抜きながらデータを読み進みますと、あれれ……?対前年度比で何と100倍以上もバカ売れしている“輸入車メーカー”があるではありませんか。なになに……nissan?9月単月ではフォルクス・ワーゲンを抑えて6600台?なんだ、これ。

画像のクリックで拡大表示

 何と、タイで生産されるマーチは“輸入車”として扱われているのでした。“輸入車”「マーチ」の日本での発売開始は7月13日ですから、先に書いた上半期の数字には半分も反映されていない。年間を通すと、輸入車ナンバーワンの座を日産自動車が奪還するのはまず間違いありません。“ガイシャ1位”と言うとそれはフォルクス・ワーゲンになるのでしょうが、“輸入車1位”の座は、当分日産の時代が続きそうです。

 さて、何かと話題の日産マーチ。驚異的な燃費と(低速時の)“しっかり感”は前回にお話しした通りですが、ではこのクルマはどのようにして作られたのか。何しろ日産の屋台骨を支えるべき“主力車種”を、遠く離れた異国の地で生産するのですから、それはもうご苦労も多ございましょう。今回の「走りながら考える」は、マーチの開発責任者であるPV第一製品開発本部 車両開発主管(Vプラットフォーム)の小林毅氏にじっくりとお話をうかがいます。

*   *   *

フェルディナント(以下、F):本日はよろしくお願いします。明日から海外へご出張だとうかがいました。ご多忙中にお時間を頂き恐縮です。

日産自動車 PV第一製品開発本部 車両開発主管(Vプラットフォーム) 小林毅氏

小林(以下、小):こちらこそ、短い時間しか取れずに申し訳ありません。初めに私がお話しした方が良いのか、それとも質問を頂いてそれに答えた方が良いのか。どのようにしましょうか。

F:小林さんからお話し頂くというと、どのようなことが主になりますか。

小:メイン車種を海外生産する。従来と比べて、何がどのように違うのか……。
 このあたりからですね。

F:ああ、そこです、そこ。今回はその辺りが一番うかがいたいところです。

コメント10

「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」のバックナンバー

一覧

「タイ、インド、中国、メキシコ…どこでも部品が手に入る
世界の「マーチ」は、現地調達比率95%(ただし日産基準)」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

子会社とどう向き合うかで、その企業のガバナンスを判断できる。

牛島 信 弁護士