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妻が「寝耳にリコン」を切り出す瞬間

『水曜どうでしょう』とご当地グルメで、離婚が増えた?

2010年10月22日(金)

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 「夫婦は一心同体」「一連托生」と言われた時代は、いまいずこ。
 よくも悪くもあっさり、ライト系の20~30代「ただトモ夫婦(ただの友達、のような夫婦)」は、別れ際も驚くほど淡白だ。

 水曜朝8時。出勤のため、いつものように家を出ようとしたユウジさん(31歳)は、玄関口で妻に声を掛けられた。

 「ねえ、解散しよっか」…。妻が言う“解散”とは“離婚”のこと。

 結婚して4年、子どもはいないが、そこそこ仲のいい夫婦だったとユウジさんは言う。
 月に一度は、2人でイケアやコストコに買い物に出かけ、一緒に家具や調味料を選ぶ。最近忙しくて夫婦の会話は少なかったが、浮気などで揉めたことは一度もない。
 ユウジさんにとっては、「寝耳に水」ならぬ「寝耳にリコン」だったわけだ。

 それでも、彼は「別に抵抗しなかった」と言う。
 「僕もこのごろ、新鮮味がないなって感じてたし。趣味やお金(小遣い)のことでちょっとケンカになって、『なんか疲れちゃった』『こういうの面倒だな』って。気づいたら、離婚届けに『せぇの』で2人一緒に判を押してました(笑)」

 第1回目で「(ただトモ夫婦が)別れるその日、夫が会社を休んで和気あいあいとテーブルを運んでやっているのも目にした」と書いたが、その夫がユウジさんだ。

 さすがに、離婚を「解散」という言葉で形容したのは、取材した100人の20~30代夫婦のうち、2人(2組)だけ。
 ただ、それ以外のただトモ夫婦も、「離婚」をさほど重いこととは捉えていない。浮気やギャンブル、DVなど目立った問題がなくても、別れを切り出す妻(夫)が少なくないのだ。

 たとえば、女性誌『MORE』(集英社)が2010年10月号で特集した「『20代離婚』のリアルすぎる事情」。
 この中の「離婚経験者200人調査」で、23~29歳女性が離婚原因のトップ3にあげたのが、「親離れができていないなど、相手の人格の問題」(1位)、「家事を分担しないなど、価値観の不一致」(2位)、そして「節約に協力しないなど、金銭問題」(3位)。

 男性が見れば、「なぜそれしきで、離婚を?」と首を捻るに違いない。でも私たち女性にすれば、「確かにイヤだよね」と共感できる。
 現実にも、いまや20代女性の「離婚率」は、33.8%と3人に1人以上(2009年 人口統計資料集)。全結婚カップルの3組に1組が離婚する「大離婚時代」も、すぐそこまで迫っている、と言われる。

 いったいなぜ、これほど離婚が増えたのか。

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