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「腸腰筋」を意識すれば、あなたの走りは変わる

2010年10月28日(木)

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 ランニングが身近になった。マラソン大会への参加を目指す人もいれば、日常生活で軽く走る健康志向の人もいる。これから走ろうと思っている人も少なくないだろう。レベルは様々だが、走ることは誰でもできる。

 同じ時間を走るのであれば、少しでも身体に負担なく、効果的に鍛えたい――。そのためのヒントを、プロスポーツ選手やモデル、経営者などの指導実績が数多くあり、医師免許を持つアスリートの湯本優氏が、人間の体の構造を医学的に明らかにしながら解説する。

 近年、多くのビジネスパーソンが皇居の外周を走っている様子が珍しくなくなりました。「走る快感」を知る人が増えるにつれて、ランニングはブームで終わることなく、日常生活に徐々に定着しているように思います。

湯本 優(ゆもと ゆう)
メディカル&スタイル代表。プロアスリート、スポーツメディカルアドバイザー。医師免許を持つ。マウンテンバイクやXTERRA(エクステラ)の日本代表、日本チャンピオンを経て、現在はスポーツを通じた健康的なライフスタイルの普及に尽力。各種健康プログラム監修・コンサルティングやスポーツ・健康をテーマにした講演などを行っている。また、一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン代表理事として世界最大の寄付仲介サイト「JustGiving」の日本進出を手伝う。このほか、自転車関連のNicole Eurocycle(東京都港区)やフィットネスクラブ関連のBEACH TOWN(横浜市)で取締役を務める。
(写真:的野弘路)

 ランニングは、一見すると、単純な動きです。走るという動作は、誰もができますし、手軽に取り組めます。走り始めると、最初は息切れがして苦しいかもしれません。でも、週2回、1カ月も走り続ければ、たいていの人は5~10kmは走ることができるようになるものです。

 ただし、ここで注意してほしい点があります。仮に、脚力に頼ったようなバランスの悪いフォームでも5~10kmを走ることが意外と簡単にできてしまうということです。このため、正しいフォームで走っていない人が少なくありません。フォームが正しくないと、走り始めて1~3カ月ほど経って、「結構、走れるな」と思い始めた頃にケガをしてしまう。こんなケースが多いのです。

 雑誌などを見ていると、ランニングギアに関する情報は溢れています。ランニングを始めるに当たって、シューズやユニフォームなどに気を使う人は多いようです。それだけでなく、正しいフォームにこそ同じように気を配ってもらいたいと思っています。

 スポーツの世界において、正しいフォームは、最もパフォーマンスの出るフォームと言っても過言ではありません。ランニングであれば、「速く」「楽に」走ることができるわけです。正しいフォームを語る時、最近よく出てくるキーワードが「体幹」「インナーマッスル」です。もっとも、これらの言葉は体のどの部分を指すのか、実は曖昧です。このコラムでは、もう少し詳しく、体のどこをどう意識して運動すればいいのかについて説明していきます。

体の芯を鍛えてパフォーマンスを高める

 初回は、今、最も注目を集めているインナーマッスルの1つである「腸腰筋」についてお話しましょう。

 腸腰筋という言葉は、1990年代中頃から短距離走をはじめとする瞬発系の選手・指導者の間で使われるようになりました。メジャーリーグで活躍するシアトルマリナーズのイチロー選手のトレーナーである小山裕史氏や1998年に短距離走で日本記録を樹立した伊東浩司選手の指導をした高野進氏の影響が大きかったようです。

 さて、腸腰筋とは、どこにあるのでしょうか。ざっくりとお腹や腰の奥辺りにあると考えて下さい。腸腰筋は、腸骨筋・大腰筋・小腰筋という3つで成り立っています。腸骨筋は、お尻の奥に羽のように生え、骨盤の主要な骨である腸骨と脚(大腿骨)をつないでいます。大腰筋は、背骨と脚(大腿骨)をつないでいます。

 この腸骨筋と大腰筋が縮むことで、脚が上に引っ張られます。脚を屈曲(前に上げる)する時に最も大きな役割を果たすのが、腸腰筋というわけです。

 腸腰筋の働きは、骨盤の位置に大きく関係しています。腸腰筋は骨盤を前傾させるための筋であり、背骨の反り(アーチ)を形成するために大きな役割を果たしています。また、お尻の筋肉を引き上げ、張りを持たせることにもなるわけです。腸腰筋が弱ってしまうと、骨盤が後傾することになり、猫背気味の姿勢になってしまいます。

 つまり、腸腰筋は、骨盤の位置を安定させ、正しい姿勢を保つために非常に重要な役割を担っているというわけです。

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