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「サザエさん」は、実は“未来”の物語だった!

小泉発言と共働きサバイバルが生んだ、ただトモ夫婦

2010年10月29日(金)

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 突然だが、牛丼チェーンの「すき家」(ゼンショー)が、9月から流しているテレビCMをご覧になったことはあるだろうか?

 お笑いタレントの加藤浩次と女優のともさかりえが“夫婦”を演じる、一連のシリーズだ。夫婦とその子どもが、連れ立って牛丼を食べに行く。ここまでは、まぁ珍しくない。
 だが同CMには、そこに“祖父母(竜雷太と酒井和歌子)”までもが加わる。三世代が、まるで「ただトモ(ただの友達)」のように、一緒に仲良く牛丼をパクつくのだ。
 これを見た瞬間、「え? 三世代で牛丼?」と、驚いた人も多いはず。

 でも現実にも、周りには同じような「仲良し三世代」があふれている。20~30代の夫たちからも、次のような声がよくあがる。
 「彼女(妻)の親が、週1でうちの子の様子を見に来る。彼女もラクできて機嫌がよくなるから、僕としても大歓迎」
 「毎週日曜は、じぃじとばぁば(祖父母)の家で、子供も一緒にメシ食います。そのほうが安上がりだし、なんか楽しいから」

 その風景は、まるで昭和の「サザエさん」に登場する、懐かしい三世代ファミリーのよう。祖父母と、仲良く食べたり遊んだりする子どもの姿は、タラちゃんを彷彿させる。
 なぜいま、仲良し三世代が、復活の兆しを見せているのか?

 最大の理由は、すでにお気づきの方も多いだろう。「なぜ20代は『トイレの神様』で号泣するのか?」でふれたとおり、1990年代半ばに、専業主婦世帯と共働き世帯が逆転したから。

 この時期、働く妻が増えた要因は2つある。1つは、86年の均等法(男女雇用機会均等法)施行により、結婚後も女性が長く働ける職場が増えたこと。もう1つは、バブル崩壊後の「経済不安」だ。数として多かったのは、やはり後者だろう。

 当時は、いま以上に子供を預けられる認可施設が少なかった。無認可(私立)の保育園やベビーシッターの利用料金も、金銭的な理由からパートに出る妻にとっては、高すぎる。
 そんな妻たちが、頼ろうと思い立ったのが、「両親(祖父母)」の存在。

 言葉は悪いが、あえて言おう。当時、妻たちにとって一番身近で手軽な「ベビーシッター」が、誰あろう、実の母親だった。
 あれから約15年。状況は、いまもほとんど変わっていない。表面上、旧サザエさん型の三世代同居は減った。が、実は水面下で「新・サザエさん現象」が起きていたのだ。

子育てヘルパーとしての“フネ”

 「ふだんは外部(の施設やサービス)を頼れても、子供が熱を出せばアウト!」
 「残業になれば、親を頼らざるを得ない」
 そんな共働き夫婦の嘆きを、何度聞いたことか……!

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