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ザックジャパン初戦、“金星”で明らかになった世界との差

一筋の光明も見えたアルゼンチン戦

  • 森本 美行

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2010年11月2日(火)

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10月8日のアルゼンチン戦で両軍唯一のゴールを決めた日本代表の岡崎慎司選手(左)

 前半19分。日本代表のミッドフィールダー、長谷部誠(独ウォルフスブルク)が放ったミドルシュートをアルゼンチン代表のゴールキーパー、セルヒオ・ロメロが手で弾く。前にこぼれた球にいち早く駆け寄ったフォワードの岡崎慎司(清水エスパルス)が右足で押し込み、先制点を挙げた──。

 10月8日に埼玉スタジアムで行われたサッカー日本代表とアルゼンチン代表の国際親善試合。イタリア人監督のアルベルト・ザッケローニが初采配を振るった南米の強豪との一戦は、日本が先制点を守りきり、1-0で勝利した。

1-0でアルゼンチンに勝ったが…

 諸事情で日が経ってしまったが、今回はこのザックジャパンの初戦を、データを基に検証したい。

 その前に、10月30日から始まった日本プロ野球・日本シリーズのこれまでの結果についても少しだけ触れておこう。

 レギュラーシーズンでセリーグを制した中日ドラゴンズと、パリーグを3位で通過した千葉ロッテマリーンズという対照的な顔ぶれとなった今年の日本シリーズ。本コラムの前回(日本シリーズ開幕、勝つのはセの王者かパの雑兵集団か)では、クライマックスシリーズのファイナルステージでの両者の戦いぶりをデータから振り返り、日本シリーズの勝敗を分けるポイントを探った。

 その結果、ロッテの方は、「先発→中継ぎ→抑え」の継投という勝利の方程式に綻びが生じ始めた中日の投手陣を打ち崩せるか。一方、中日の方は、エラーがらみで失点を許すことの多いロッテの緩慢な守備を突いて得点を挙げられるかが、それぞれ焦点になりそうだと指摘した。

 30日の第1戦、31日の第2戦は、まさにこれらのポイントが勝敗を左右する結果になった。第1戦は、中日の先発投手の吉見一起が不調。制球が定まらず、3回3失点で降板する。さらに、6回と7回にも中日の3番手、平井正史が追加点を奪われる。このように中日の投手陣を打ち崩したロッテが5-2のスコアで先勝した。

 先発の吉見から2回表に先制の適時打を放ったのは、8番打者の大松尚逸。いったんは中日に2-1と逆転を許した直後の3回表には2番打者の清田育宏がソロホームランを打って同点とし、再逆転の口火を切った。大松や清田といった伏兵が活躍した点も、福岡ソフトバンクホークスを相手に1勝3敗から3連勝の大逆転劇で勝ち上がったファイナルステージの再現となった。

 続く第2戦は打って変わり、中日が12-1のスコアで大勝。ロッテにとっては、特に1回裏に4失点と序盤に大量リードを奪われたのが響いた。先発投手のビル・マーフィーは1死1、2塁から中日の4番、和田一浩にセンター前のタイムリーを打たれて先制点を許す。その後、セカンドの井口資仁の悪送球などでピンチを広げ、2死満塁から押し出し四球を与えるなどして4点を献上した。

 ロッテはソフトバンクとのファイナルステージの第2戦、第3戦もエラーがらみの失点で負けている。伏兵の活躍などで快勝した第1戦とは違った意味で、第2戦もファイナルステージの再現になったと言えよう。

 今晩に行われる第3戦以降も、前回に指摘したポイントが勝敗を左右していくのか。勝負が決着した後に、データを基に詳しく振り返ることにする。

データから浮き彫りになる日本代表の“実力”

 さて、本題に戻ろう。ワールドカップ(W杯)で2回の優勝を誇るアルゼンチンに1-0で勝利したザックジャパンの初戦。これまで6戦して全敗だった南米の強豪に対して勝利を挙げたのはこれが初めて。メディアは「歴史的な勝利」などと報じた。その中には、監督がザックに代わり、日本代表が早くも大きく変わり始めたとする論評も見られた。

 だが、データを基に冷静に試合を分析してみると、日本代表の現在の“実力”が改めて浮き彫りになる。

 それを端的に示すデータが、ボールの支配率だ。

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