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ヘルメットイッキはやめたけど
まだまだ強いニッポンの鉄

番外編:燃える男の製鉄所“萌え”編

2010年11月4日(木)

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 みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。

 いよいよ来週に新しいパートナーが納車されることになりました。いやあコーフンいたしますね。幾つになっても新しいクルマが来るのは嬉しいものでして、まずはあの海沿いの道に行って飛ばしてみようとか、あのレストランに乗り着けてみようとか、思いは巡り、心は躍る。ワクワクドキドキで原稿に手がつきやしません。
 これではイカンとPCに向かってみても、気が付けばクルマ関係のサイトを巡回している始末。何とも締まらない話です。私の浮ついた気持ちを察知したのでしょうか、敏腕編集者I氏から日曜日の夕方にチェックの電話が入りました。
「ヤマグチさん、今回は週の真ん中に休日(11月3日のことです)があるからスケジュールが非常にタイトです。入稿の遅延は許されませんよ。大丈夫でしょうね」
「あ、これは、これはIさん。ご機嫌いかがですか?」
「ご機嫌?私はいつだって上機嫌です。ヤマグチさんがちゃんと原稿を入れてさえくれれば、ね」
「たはははは……。厳しいことをおっしゃる。しかしご安心ください。準備は万端でございます故。明朝の入稿をお楽しみに。それではこれで、ごめん下さいまし」
「ちょっと待って!準備は万端って……。まさかまだ書いていない訳じゃないでしょうね?」
「……ですからあの、現在は仕込みと言いますか、構想の段階でございまして……」
「あ、あ。やはり書いていないんだ!構想ってあんた、時代小説を書いているんじゃないんですよ。サッサと書いて送って下さい!」

 普段から締め切り破りの常習犯で、ギリギリのギリに入稿するものですから、I氏がお怒りになるのも無理はありません。でもIさん、苦しいのはあなただけではない。「週刊朝日」のアベ氏も、「Tarzan」のワタベ氏も、遅筆な私の担当となった悲劇の編集者はみなさま同様に悩み苦しんでいるのですから。
 それにですね。何だかんだ言っても私は今まで“落とした”ことがただの一度もない。このあたりが“土俵際の魔術師”と呼ばれるゆえんでもあります。どうか気を落とさずに頑張って下さい。人間辛抱です。

(編集部I:土俵際の魔術師って…。この前まで、「ああ、すぐ書きますよ。書き始めたら速いですから。“暴走突貫小僧”なんです」なんて言ってたじゃないですか。信じた私がアホでした。もう(怒)、H編集長に言って担当を替えてもらわないと)

 I氏の怒りが頂点に達したところで、徐々に盛り上がって参りました。今週も張り切って行きましょう。

 今回はクルマを構成する“素材”の話です。

 クルマは実にさまざまな素材から構成されています。大きなところでは 鉄、アルミ、樹脂の“自動車三大素材”と呼ばれるもの。これにゴムやガラスが加わって、さらに銅やらセラミックスやら革やら排ガス浄化の触媒となる白金やら。最近ではEV(電気自動車)絡みでいよいよリチウムが積まれるようになり、まだまだ数は少ないですが、一部のスポーツカーには炭素繊維も使われるようになりました。思いつくままにザッと挙げてみても、実に多くの種類の素材が使われています。

製鉄所の内部。巨大なバケツにはドロドロに溶けた鋼の原料「溶銑」が入っている。

 しかし依然として素材の主役が“鉄”であることに変わりはありません。鉄は強く安価であり加工がしやすい。塗装すればきれいに仕上がるし、万一ブツけてしまっても補修が容易であり、廃車にしてツブした後はリサイクルも可能……と良いことづくめです。
 一方で心配なこともある。中国やインド、韓国の鉄鋼メーカーの追い上げです。粗鋼生産量ではとうの昔に中国に追い越されているのですが、“品質”に関してはどうでしょう。
 “日本の製鉄技術は世界一”私は何の根拠もなく、ただ漠然とこのように思っていたのですが、実際のところはどうなのでしょうか。

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「ヘルメットイッキはやめたけど
まだまだ強いニッポンの鉄」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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