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自分なりの目標を楽しく
70歳が半年でフルマラソン完走

注目のランニングクラブ、セカンドウィンドAC監督・川越学氏

2010年12月2日(木)

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――川越学さんの仕事は、走りを教えることですよね。走りたいから走るという人もいるでしょうが、理由があるなら走るという人もいると思います。そういう人には、走ると、どんないいことがあると伝えていますか?

川越 学(かわごえ・まなぶ)
セカンドウィンドAC監督。早稲田大学在学中にはインカレや箱根駅伝で活躍。資生堂入社後、選手、コーチを経て、2004年に監督就任。06年全国実業団女子駅伝で念願の初優勝を飾る。指導する選手たちが、国内主要マラソンで常に上位入賞の活躍。07年春、トップランナーと市民ランナーが共存する「セカンドウィンドAC」を設立。著書に「楽しくマラソンが走れる本!」がある

川越 「走ると何がいいの?」は、よく聞かれる質問です。いろんないいことがありますが、会社員の方にはまず、「ストレス解消になります」とお伝えしています。それから 体脂肪が落ちて体が軽くなり、健康的になる。いいアイデアも浮かびやすくなる。それに、お酒もおいしくなりますよ。

――指導者の方から「お酒がおいしくなる」という言葉を聞くのは不思議な気がします。走るなら飲むな、と言われるかと思っていました。

川越 オリンピックを目指すわけではなく、楽しく走ることが目標ですから、飲んだっていいんです。ただ、二日酔いの日に走りさえしなければ。一緒に飲んだり走ったりする仲間ができることも、ランニングのいいところです。

――ランニングは、1人でも楽しめるスポーツという印象がありますが。

川越 その通りです。でも、チームに所属すると、その楽しさがさらに膨らみます。楽しさを共有できるからです。そこには、走る楽しさもあるし、その後一緒に飲む楽しさもあるでしょう。飲んでいれば、ランニングの話や、それ以外の話をすることもあるはずです。実際に、ランニング仲間の間でビジネスが発展したり、結婚したりという話もあります。

――ちょっとした異業種交流会のようですね。もともとは資生堂の陸上部にいた川越さんは、そもそも、どういった目的でセカンドウィンドACを立ち上げたのですか?

川越 設立は2007年ですが、その少し前から、景気低迷の影響で、陸上部を休部したり廃部したりする企業が増えていました。企業の陸上部が無くなると、アマチュアランナーは、トレーニングをする場を失ってしまいます。そこで、企業の都合に左右されることなく、世界の舞台で活躍できる選手を育てたい、また、将来の選手を見い出せる環境が必要だと考えたのです。ヒントになったのは、スペインのサッカーリーグのFCバルセロナが採用している、ソシオという仕組みです。

――企業がスポンサーをするのではなく、会費を集めて運営するやり方ですね。

川越 そうです。だからセカンドウインドACには、市民ランナーの方にも所属してもらっているんです。

――選手の強化費用を、一般から募っているんですね。

川越 資金面だけでなく、文化としてのランニングを支えてくれる市民ランナーを増やしたいという気持ちもあります。

――今、会員数はどれくらいですか?

川越 1000人くらいです。国際大会に出場するレベルのランナーから、ウオーキングから始めたいという方まで、いろいろな方がいます。

――経験も実力も様々な人たちに、具体的にはどういった指導をしているんですか。

川越 選手に対しては、それぞれの個性に合わせたトレーニングを指導しています。走りには、様々な構成要素があります。血液状態、内臓の状態、体形、心肺機能、筋力、そして性格。スピード型なのか、耐久型なのか、どこが強みで、どこを伸ばしたらいいかは、人によって異なります。だいたい、200mも走ってもらえば、どういったタイプなのか分かります。

――200mでわかるんですか。私もここで走ったら、見抜いてもらえますか?

川越 一般の方の場合は、ちょっと判断が難しいですね(笑)。でも、選手クラスになると、同じようなトレーニングを積んできたはずなのに、持って生まれた個性のようなものが、走りに表われます。

――では、実業団でも、それぞれの選手に合せた指導をしているんでしょうか。

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「自分なりの目標を楽しく
70歳が半年でフルマラソン完走」の著者

片瀬 京子

片瀬 京子(かたせ・きょうこ)

フリーライター

1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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