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折角ですから、辛口ユーザーの声を
開発担当者に直接ぶつけてしまいました

第71回:スズキ スイフト【開発者編】その1

2010年12月16日(木)

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 みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。

 先週は大変お騒がせいたしました。

 フェルディナント大嫌いの辛口スイフトオーナーK氏のご登場に場内騒然。
 コメント欄には賛否両論が入り乱れ、読者諸兄に於かれましてはイイ感じに盛り上げて頂きました。感謝感激であります。

 ボロクソ言われても平気の平左。“悪評も評なり”のセリフにピクリと反応して下さった方々もおられましたが、実はこれ、コンセプターの坂井直樹氏から教わった考え方です。
 坂井氏の職種を一言で言い表すのは非常に難しいのですが、優れたデザインの製品を世に送り出してこられた敏腕ディレクターでもあり、優秀なデザイナーでもあり、嗅覚の鋭いプロデューサーでもある、非常に幅の広いお方です。クルマ関係では、社会現象にもなった日産自動車の「BE-1」をデザインされましたので、御存知の方も多いでしょう。そもそも私がクルマの記事を書くキッカケを作って下さったのもこの坂井氏でした。
 何年か前に坂井氏と食事をしている際、ひょんなことからWEB上に飛び交う“評判”の話になりました。当時の私は、ちょうど「週刊SPA!」に書き始めた頃で、ようやく物書きとして世間様に認知されたところでした。もう5年くらい前になるのでしょうか。

恋愛は投資である』(扶桑社、1365円)。ヤマグチさんのSPAでの連載をまとめた本です。一応、こちらの分野でも著名人です…(編集部:I)

 御存じの通りWEB上には様々な意見が飛び交っています。嬉し恥ずかしの大称賛もあれば、根も葉もないでたらめや、目を覆いたくなるような誹謗中傷もある。特に私の場合は、カネだオンナでクルマだメシだ、と節操のない記事が多いですから、しぜん“悪口系”の方が多くなる。比率で言うと7:3くらいになりましょうか。食事中、私がボヤきます。
「ブログ(最近はすっかりサボっていますが、当時は毎日シコシコとブログを書いていたのです)やら、掲示板やらに変な書きこみが多くて困っています」
「ほう、例えばどんな?」
「バカとかアホとか死ねとか消えろ、とか……」
「ほかには?」
「ウソツキとか妄想とか知ったかぶりとか連載ヤメロ、とか」
「それだけ?」
「えーと、後はまあ同じような誹謗中傷の繰り返しです」
「あのね、ヤマグチ君。君のことを悪く言う人は、みんな君に興味があるんだよ」
「はぁ、興味……ですか?」
「そう、興味。君のこと、あるいは君の書くことが気になってしかたがないのさ。だから読む。その上で悪く言う。興味がなければ、そもそも君の記事やブログなんか読むもんか」
「そういやそうですね」
「ウソツキだの知ったかぶりだの言われるのも、君の文章を読んだ上での感想だ。熱心な読者なんだよ、彼らは。ファンの一形態と言っても良い。うまくすりゃ、文句を言うために君の本にわざわざおカネを払って買ってくれているかも知れない。そうなれば大事なお客さんだ」
「なるほどなるほど」
「批判も何にもないということは、つまり読まれていないということだ。そちらにこそ危機感を持つべきだ。結構なことじゃないか、バンバン悪く言われるの。たくさんの人に読まれている証拠だよ」
「いや、ホントにそうですね」
「だから悪く書かれたら“コンチクショウ”じゃなくて、“毎度ありがとうございます”だ」

 と、こんなやり取りがあったのです。さすがは稀代のコンセプター。
 “発想の転換”というと急に安っぽく聞こえますが、ほんの少し視点を変えるだけで、かくも物事は違って見えてくる、と言うことを教えて下さったのです。
 以来、“バカ死ね上等” “悪評も評なり”のスタンスとなった訳です。

 え?自惚れるな、マジでお前のファンなんかじゃねぇ、ホントに死にやがれって?
 いやははははは……。毎度ありがとうございます。

コメント3件コメント/レビュー

車はわかりませんがフェルディナンドさんの記事は面白いので読んでいます。コメントの来ないWEB記事ほど寂しいものはない、は同意します。きらいな記事は読まなくなるし、悪口のコメントすら送りたくないのです(コメントする時間と労力が勿体ないから)。次回も楽しみにしています。(2010/12/16)

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「折角ですから、辛口ユーザーの声を
開発担当者に直接ぶつけてしまいました」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

車はわかりませんがフェルディナンドさんの記事は面白いので読んでいます。コメントの来ないWEB記事ほど寂しいものはない、は同意します。きらいな記事は読まなくなるし、悪口のコメントすら送りたくないのです(コメントする時間と労力が勿体ないから)。次回も楽しみにしています。(2010/12/16)

不満が無ければスルーするんですが、あまりにもヒドイので前回を通してのコメントを敢えて書きます。「『真面目にやれ』は実生活でき・き・あ・き・た(笑)」ぜひとも不良オモシロライターF氏の続投を望みます^^(て、載らないだろうな、こんなコメント^^;)(2010/12/16)

車って虚栄心と物欲の占めるウエイトって大きいと思う。フェルディナントさんの記事はそういった部分がわかりやすいです。どんなに車がわかっていて運転が上手くても同乗者が天井のハンドルをつかんだらあなたはカスだということです。(2010/12/16)

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