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2010年総ざらい! 吉例ビジネスいろは歌留多

2010年12月24日(金)

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 本年中の記事更新は今回が最後です。
 ということで、新年に向けて、オリジナルのいろは歌留多を作ってみることにしました。
 私はこういう一人仕事が好きです。徹夜も厭いません。っていうか、徹夜しました。年甲斐もなく。
 さてしかし、いろは48文字のすべてについて新規の句を揃えるのはなかなかどうして困難な課題でありまして、文字によっては3つ4つできるものもあるのですが、できないものはどうしてもできません。で、4例ほど既出(以前私が作ってほかのところで発表したもの)の読み札が混じってしまっています。ご容赦ください。
 まずは「いろは」の「い」から。

《い》 犬も歩きながら棒読み
 今日も今日とて書類の朗読に終始する首相閣下は、ぶら下がり取材に答える時もメモ頼り。歩きながら。恥ずかしくないのであろうか。政治家にとってお役人が作るカンニングペーパーは、犬にとっての首輪と一緒だということを、ぜひ自覚していただきたい。犬も歩けば足が棒になる。下っ端の苦労はいつの時代も不変。が、総理にあっては自ら足を棒にすることをせず、棒読みを繰り返すのみ。いずれ職歴を棒に振ることになるであろう。

《ろ》 論よりショーアップ
 事業仕分の席で展開されているのは、どうやらシナリオ進行の小芝居らしい。そういうご意見がある。本当だろうか。とすると、仕分け自体が政策プロレスてなことになるが。というよりも予算削減ストリップショーだろうか。仕分けは踊る、されど進まず。

《は》 花より団塊
 さよう。有望な市場はいまや団塊の世代周辺にしか残っていない。若者は草食系。ギャルは装飾系。30代は僧職系。いずれも貧乏でケチ。だからマーケッターは今日もオヤジをおだて上げ、オヤジは図に乗り、草食系の庭には草も生えず、だからマーケッターは今日もオヤジをおだて上げ……以下無限ループ。むなしい。

《に》 二位を追う者一位を得ず
 二位じゃダメなんですよ。わかってるんですか、蓮舫さん。二等を追う者ITを得ず。気がついたら極東の三等国です。後ろ姿のしぐれて行くか。山頭火。ワビサビ立国。ううう。

《ほ》 仏の顔もサンドバッグ
 甘い顔をしてるとフルボッコ。国際社会の常識です。ということはつまり仏の顔も三度目の正直者はバカを見る豚のケツなわけでして、なればこそ仏の顔はサンドペーパーの如くにハードボイルドたるべきであるのかもしれませぬ。

《へ》 下手の横並び
 自信の無いヤツほど、やたらに場の空気を読みたがる。でもって、隣のヤツのマネをしてそれで仕事をしたつもりになっている。結局、横並びというのは、一種の伝染病なのであろうな。っていうか、風土病かも。

《と》 遠くて近きは北方領土
 むしろ近くて遠いのだろうか。近づくと遠ざかる。追えば逃げる。磯のアワビの片想い。前原さんの肩は重い。背負ってるから。責任をじゃなくて勘違いを。おそらく。

《ち》 チリで埋もれて一山当てる
 チリの落盤事故は実に結果から見れば大成功のロードショーだった。うらやましくはないが。

《り》 律儀者のコダックさん
 デジカメ全盛のこの時代に、銀塩フィルムを売り続けてくれているコダックさんの老舗の意地に乾杯。とはいえ、町の写真屋さんの消滅傾向はガチ。お正月を写そう、と、いくら煽ったところで誰も現像しないのだからもはやどうにもならない。合掌。

《ぬ》 濡れ手でアワード
 昨今の賞イベントはどれもこれもデキレースに見える。水嶋ヒロ君の文学賞受賞も、あれはオフサイドだと思う。マッチの最優秀歌唱賞は一種のシャレ。仮称。言ってみただけ。だと思いたい。

《る》 累は友に及ぶ
 薬物事犯の発覚は、一族郎党から知人友人をひとっからげにお縄につなげる芋づる式の逮捕劇をもたらす。気をつけようぜブラザー。クスリは病気になってから。

《を》 をんなはIQ
 知能指数の効能は学生時代限定。美貌は30歳まで。やっぱり最後にモノを言うのは愛嬌。カツマで闘いをやめないみたいななりふりかまわぬ上昇志向は嫌われるということですよ。ええ。

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「2010年総ざらい! 吉例ビジネスいろは歌留多」の著者

小田嶋 隆

小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、紆余曲折を経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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