• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

筋を通す男には筋を通して応える。
これができなきゃ男じゃない

第77回:日産自動車 GT-R【工場編】その2

2011年2月3日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。
 初春の景気づけに、水野和敏さん(日産自動車の「GT-R」の開発責任者です)にガツンとカマして頂こうと思い立ったこの企画。御大のインタビューだけでも3週に渡り、工場見学編で早くも2週目。ここからさらにワタクシの「エゴイスト」試乗記が入り、最後にユーザーインタビューが入るのですから、実に7週連続のGT-R大特集と相成ります。もう週刊GT-R状態。
 書いていて面白いから良いのですが、このペースで進めていると、いつまでたっても他のクルマに試乗してリポートすることができなくなってしまいます。本来この連載は、私がいろんなクルマに乗って遊び回るために……もとい……読者諸兄と、より多くのクルマの楽しさ共有するために始めたのですから、1台のクルマが延々と続いてしまうのはうまくない。(編集担当I:仕事で楽しむのは二流ですって言われたでしょうに)
 これは何とかしなければ……。
 実はこの間にも各社のご好意でチョコチョコと試乗はしているのですが、今の週刊ペースで書いていると、それを皆様にお伝えすることもままなりません。記事にされずに、私のホルダーの中に(写真だけはたくさん撮っていますからね)埋もれてしまっているクルマがたくさんあるのです。先日乗った(オドメーターが僅か30kmというド新車の)レクサスCT200hなどは、(価格に関してはアレですが)本当に良いクルマでした。
 これからはルーチンの記事とは別に、これらの“埋もれたクルマ”を寸評というカタチで不定期にお届けするというアイデアはいかがでしょうか?皆様の意見を頂戴いたしたく存じます。編集Iさん。屋上会議室とfacebookで読者諸兄への質問の展開をお願いいたします(編集I:了解しました)。

 さてさて、本題に参りましょう。日産栃木工場のテストコース内で、GT-Rを「軽~く流しただけだよ」とおっしゃるテストドライバーの獅子倉和男氏(我々はそれこそ足腰ガタガタになりましたが……)と、組み立ての親分、宮川和明氏。我々の目の前を高速で走り抜ける、シェイクダウン真っ最中のGT-Rを、腕を組み厳しい眼差しで見つめています。

*   *   *

日産自動車 栃木工場 品質保証部 第一品質保証課 獅子倉和男氏

フェルディナント(以下、F):しかし速いですねGT-Rは。ヨコに乗せていただいても速いですが、こうして走るのを見ていてもメチャクチャに速い。

獅子倉(以下、獅):うん、速い。そりゃもうべらぼうに速い。誰が乗ってもアクセルを踏めば、とりあえガッと(スピードが)出ちゃう。だから“お焼き”(ブレーキの焼入れ作業)をするのも、うんと慎重にやらなきゃならない。人の命に関わることだからな。冗談抜きで、日本で売っているクルマでこれ以上のブレーキ性能を持つクルマは他にないはずだよね。もうマジでレーシングカーの世界。グループCカーの世界。

F:あー来た来た。戻ってきました。凄いや。ディスクが真っ赤に焼けているのが分かります。

獅:これで3周目だな。もう1周回って、次はクーリングランだね。よく見ててよ。
これからがもっと凄い。あんなに赤く焼けたのが、この短いコースをたった1周するだけで、今度は完全に冷えちゃうんだ。

F:冷却のための空気がブレーキにうまく当たるようになっているのですね。

獅:そう。うまく風が当たって、それからうまく抜けるように設計されている。ボディの設計もそうだし、ホイールの形状も含めて、全て計算し尽くされているんだ。

F:それじゃユーザーがホイールを勝手に変えたりしたらダメなんですか?

獅:そりゃお客さんの勝手だけど、本来の性能が出なくなる可能性はあるわね。クルマはさまざまな条件で走るわけだから、ある局面での性能が保証できなくなるかもしれない。俺なら絶対に変えないね。おっかないもん。(万が一、ブレーキの効きが悪くなったりして)突っ込むのはイヤだし。

コメント7

「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」のバックナンバー

一覧

「筋を通す男には筋を通して応える。
これができなきゃ男じゃない」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員