• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日本代表がアジア杯で優勝できた“真因”

栄冠への過程で明らかになったザックジャパンの成長と課題

  • 森本 美行

バックナンバー

2011年2月22日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 中東のカタールで開催されたサッカーのアジアカップ。決勝に進出した日本代表の前に立ちはだかったのはオーストラリア代表。2006年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会の1次リーグ初戦で、1-3の大逆転負けを喫した因縁の相手だった。

 両者無得点のまま、日本代表にとっては韓国代表をPK戦の末に下した準決勝に続く延長戦に突入する。延長前半の15分間も0-0のまま折り返し、またもや重苦しい雰囲気が広がり始めた延長後半の4分。その時は訪れた。

 左サイドをドリブルで突破した長友佑都(当時は伊チェゼーナ)がゴール前へクロスを上げる。そのボールは、相手のマークを外してフリーになっていた李忠成(サンフレッチェ広島)の元へ。

 李がノートラップで迷わず振り抜いた左足のボレーシュートは、相手ゴールの左隅に吸い込まれていった──。これが決勝点となり、アルベルト・ザッケローニ監督率いる新生日本代表は2大会ぶり4度目のアジア王者に輝いた。

2大会ぶりにサッカーのアジア王者に返り咲いたザッケローニ監督率いる日本代表

グループリーグで日本代表が苦しんだ理由

 ようやく果たすことができたリベンジ。栄冠の奪回に歓喜するとともに、溜飲を下げたサポートも少なくなかっただろう。あれから約3週間。本田圭佑(ロシア・CSKAモスクワ)や長谷部誠(独ウォルフスブルク)、内田篤人(独シャルケ04)、川島永嗣(ベルギー・リールス)といった主力選手たちは欧州に戻り、今度は所属チームでの戦いに身を投じている。

 アジアカップでの活躍が認められた長友は、昨季のクラブ世界王者であるイタリアの名門インテルへ電撃移籍。今月16日のフィオレンティーナ戦と19日のカリャリ戦と2戦連続で先発出場した。一方、大会後に独シュツットガルトに移籍したものの、手続きの問題から出場できずにいた岡崎慎司も、17日に欧州リーグの舞台で先発デビュー。20日のドイツ国内リーグのレバークーゼン戦でも先発でプレーした。

 サポーターたちの関心は、彼らの欧州でのプレーぶりに移り、アジアカップ優勝の余韻も徐々に冷めてきていることだろう。しかし昨年のW杯南アフリカ大会でベスト16に進出した時の盛り上がりがあの場限りで終わることなく、熱戦の連続だったアジアカップで一段と盛り上がったのは、日本のサッカー界にとって本当にうれしいことだ。日本代表の健闘に改めて心から敬意を表す。諸事情で日が開いてしまったが、それでもここで、データに基づいてアジアカップでの日本代表の戦いぶりを検証しておきたい。

 まず知っておいていただきたいことがある。アジアカップという大会は、W杯に出場したことのない国も多く参加し、FIFAランキングではオーストラリア以外はすべて日本より下位で、中にはランキング100位に入っていないチームもある。それでも日本とは環境が大きく異なり、真剣勝負の場であるこの大会で勝ち抜くのは決して簡単ではない。また大会自体、FIFAランキングで下位のチームとも戦うグループリーグと、主にW杯出場経験のある国と対戦する決勝トーナメントとは別物であることも認識しておく必要がある。

コメント5

「森本美行のスポーツ解剖学 データでひもとく試合の“真実”」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック