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「とりあえず働いたら?」はマチズモか?

  • 津村 記久子

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2011年3月7日(月)

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 何事にもマッチョになるのはよくない、と考えている。よくない、というか自分があまりにもその概念からかけ離れているからで、あらゆる物事にマチズモを行使できない自分なんだがどうやって生き残ってゆくか、ということが、これまでとこれからの主な課題である。

 そんなわたしなのだが、最近自分は、ある点についてはすごくマッチョな人間なんじゃないかと疑うようになってきた。

* * *

 その本題の前に、わたしが「マッチョだ」と思っている在り方と、世間でのマチズモの受け取られ方にはずれがあると考えるので、あらかじめ説明しておくと、要するに、自分が自信を持っているある物事に関して、一般的な公衆道徳の枠を越えて、「(自分がこうでこれが正しいと思っているのだから)こうであるべきだ」と他者に無理強いする行為と、常々そうしたいと考えている気持ちのことを、わたしは「マチズモ」だと思っている。とりあえず、すごい肉体の持ち主についての話は、この項には出てこない。

 たとえば、「俺はモレスキンのノートにじゃないと何も書く気がしないし何も思い浮かばない、おまえはよくそんな百均で買ってきたノートにものを書くよな」だとか、「私の夫は年収××××万円だけれども、あなたの旦那さんはそうではなくて、そんな稼ぎで生きていけるものなのかしら? 危機と思うべきなんじゃないかしら?」だとか、「平家にあらずんば人にあらず」とかである。一つ目はモレスキンマッチョであり、二つ目は旦那の年収マッチョで、三つ目は平家マッチョだ。

 とにかく、生まれてこの方、今流行っている感じの「持っている」状態になったことがないので、「持っていない」けどどうにか安穏に生きていく手はないか? と考えてきた。自分にとってのマチズモは、常に「持っている」側から行使されるのものなので、「持っていない」わたしからは、繰り出そうにも繰り出せない技だと思っていたのだが、いや、ひょっとしたら違うのかも、と最近思うようになった次第である。

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* * *

コメント5件コメント/レビュー

いつもこのコラムを楽しみにしていました。自分のなかのモヤモヤを少しほぐしてくれるようなコラムに何度も助けられた気がしています。しばらく休載とのことですが、またの機会を楽しみにしています。ありがとうございました。(2011/03/07)

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いただいたコメント

いつもこのコラムを楽しみにしていました。自分のなかのモヤモヤを少しほぐしてくれるようなコラムに何度も助けられた気がしています。しばらく休載とのことですが、またの機会を楽しみにしています。ありがとうございました。(2011/03/07)

確かに。仕事を辞めて無職だったとき、お金はないし応募書類ははねられるしで、追い詰められて人としてアレでした。私生活の問題で凹んでいるときも、仕事に集中することで乗り越えられたりもしました。毎週月曜には「働きたくねえ、逃げてえ」と思いながら会社に向かうんですけどね(笑)。  いつも楽しみにしているので休載残念です。一身上の都合が上手いことついて、また津村さんのコラムが掲載されるのを楽しみにしています。(2011/03/07)

この連載、毎回楽しみにしていました。しばらく休載なさるそうで大変残念です。連載の再開をお待ちしております。いつになっても結構です。(2011/03/07)

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