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Vol.5 佳作・特選句発表+「マッハ575」連載開始

「俳句なんてものは、居酒屋で箸袋を裂いてボールペンで書く程度のものである」

  • 千野 帽子,堀本 裕樹

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2011年3月3日(木)

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 どるるるるるるるるるるるるる――ドラムロールの音も華やかに、本日は2月21日〆切分の特選二句と佳作を発表いたします!

 句会では、その日出された=投句された句のなかから選句するのですが、いちばんいいものを特選とし、秀逸、佳作といった順にランク付けをします。今回は両師匠に特選1句、秀逸はなし、佳作2句ずつをそれぞれ選んでいただきました。

 まずは佳作の句からご紹介します。

堀本裕樹

●佳作
春一番異動辞令を飛ばしけり
dzv00444
●佳作
春一番ガバリと脱がすラッピング
のわわ

堀本 dzv00444さんの句は、まず『型』がいいですね。上五(春一番)で軽く一拍おいてから、切れ字の「けり」で終わるリズムもいい。
 辞令という形のないモノが、風で飛んでいくという面白さを感じます。「風で、辞令が書かれた紙そのものが飛んでいく」という、「理屈」「説明」を見ることももちろんできます。が、このくらいの距離感ならばアリです。外で吹いている風と閉め切られた室内の対照を、春一番が見せている、という受け止め方もできますね。

千野 はい、私は取りませんでしたが、この句には「かなしい」「うれしい」といった読み手の感情の説明が一切ありません。そこがいい。なぜいいかといえば、読む方が「意に染まない異動だったんだろうか」「もしかして栄転か」と、ああもこうも取れる。「どう受け止めるかは読んでいる君に任せるよ」という態度が、粋です。「こう受け取れ」があると、野暮ったくなるんです。

堀本 切れ字にはそういう効果もありますね。

千野 けり、は「決断の『けり』」だと、千堀推奨のガイドブック『新版20週俳句入門』の藤田湘子も言っています。読み手を信頼して「解釈はオマエに任せた!」という態度、「俺じゃなくて読む人が大事」というメッセージなんだと思います。

千野帽子

●佳作
標的の少年に飴ねじ込む日
ぺぺ女
●佳作
春一番ピッチャー肩をならしをり
のわわ

※こちらのぺぺ女さんの句につきましては、前回詳しくレビューさせていただきました。

 さて、千堀の投句教室、栄えある第一回の特選句は?

●まずは千野帽子特選

春一番ガバリと脱がすラッピング
のわわ

堀本裕樹特選

春一番ピッチャー肩をならしをり
のわわ

 以上です。

 えっ、のわわさんが独占?! そんなのってありなの? と思われた方は、発売中の3月1日発売の日経ビジネスアソシエ3月15日号(特集は「話し方 誌上トレーニング」)124ページをご覧ください。この二句が特選になったわけがわかります。

 さてさて、本連載は今回から千野帽子さんのソロ活動、別館講座「マッハ575」が隔週で始まります。俳句を作ってみたいけど、どうしたらいいんだろう? どうもうまくいかないなぁという方は必読です!!

 さらにその後、現在募集中の第二回の兼題「春雨」「卒業」にいただいた投句から、両師匠の予選通過句を掲載します。

 それではまず、コラム内連載コラムへGoGoGo!

コメント7

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