みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。
今回ははじめに“特定の読者”お2人にお礼を述べさせて頂きます。
バレンタインデーのエアーチョコ騒動で、エアーでなくリアルを本当にお送り下さった奇特な方がいらしたのです。
Y様。コメント欄で予告いただいた豆落雁。おいしゅございました。落雁を食べたのは実に20年ぶりのことでございまして。新鮮な驚き、というのでしょうか、和菓子の良さを再認識した次第であります。焙茶を飲みながらイッキ食いいたしました。ありがとうございました。
また、大変な力作である手作りの特大ガトーショコラをお送り下さったA様。ハートで埋め尽くされた箱を開けた時には本当に驚きました。なんと申しますか、イヤ〜(^^ゞという感じであります。嬉しゅうございました。
今後とも当「走りながら考える」をご贔屓のほど、よろしくお願い致します。
何でも“当たり年”というのはあるものでして、今年はチョコの……とまあ惚気話はこの辺にして本題に入りましょう。今回お送りするのはダイハツ工業「ムーヴ」のユーザーインタビューです。前回の試乗編でも申し上げましたが、軽自動車は圧倒的に地方で売れています。もちろん都内で見かけることもありますが、その多くはマンションの巡回管理とかコンビニのスーパーバイズなどで使われる“商用車”です。ですから一般ユーザーがご利用になる“乗用車”で、しかも発売されて間もないムーヴの新型を見つけ出すのは非常に難しい。
以前、スズキの「ワゴンR」を特集した際は、たまたまコンビニの駐車場に止めてあるのを見つけて、突撃インタビューを敢行したのですが、今回はいけません。いくら走り回っても見つからない。それではと都下のコンビニに出張って、1時間近くも立ち読みをしながら(コンビニの雑誌売場は駐車場側を向いているので都合がいい)網を張っていたのですが、1台も入ってこない。旧型ムーヴはそれこそ何台も来店するのですが、新型が来ないのです。
やれやれ今回はボウズか……とすっかり諦めて買い物に出かけたところ、遂に見つけました!環八沿いにあるクイーンズ伊勢丹世田谷砧店。ここの3階に位置する駐車場で、いかにも“様子の良い”紳士が新型ムーヴに乗り込もうとしているではありませんか!締切り間際(なにしろお見掛けしたのが日曜の夜でしたから)。ここを逃したらもう二度とチャンスはありません。失礼を承知で声を掛けさせて頂きました。
以下、ダイハツ新型ムーヴのオーナー突撃インタビューです。
* * *
フェルディナント(以下、F):あの、大変失礼ですが、このおクルマのオーナーの方ですか?少しお話を聞かせて頂きたいのですが……。
その紳士は一瞬怪訝な顔をしたものの、バゲットが頭を出した紙袋を丁寧に席に置くと、ニッコリ微笑んで、「どうぞ」と言って下さった。
F:お帰りになるところだったのですね。私はフェルディナント・ヤマグチと申します。実はクルマに関する記事を書いておりまして、失礼を承知で声を掛けさせて頂きました。
ムーヴのオーナー(以下、S):そうでしたか。私はまた車庫入れの際に失礼があったのかと思い、ひやりとしてしまいました。立派なクルマに乗っておられるから。
F:いえいえ、そんな……驚かせてしまい、失礼しました。今回は、今お乗りになっていらっしゃるダイハツのムーヴを特集しているのです。実際に乗っていらっしゃるユーザーの方の声を聞きたかったものですから……。
S:そういう事なら喜んで協力しましょう。私は軽自動車の推進派です(笑)。
アスコットタイの紳士は「軽」推進派
その紳士は休日であるのに、キチンとジャケットを羽織っていらっしゃった。首元にはアスコットタイが巻かれ、プレスの効いたパンツをはかれている。このままホテルへ食事に出かけても何ら問題のないような格好だ。
私はといえば、穴の開いたジーンズに、薄汚いパーカーを被っている。もう20年以上も着ていて、袖口がほつれてしまったボロボロの年代物だ。
F:軽自動車の推進派、と仰いましたが、軽自動車にはずっと……?
S:いえ、実はまだこれで2台目です。この前にはワゴンRに乗っていました。買ってからちょうど3年。車検がきたのでそれを機に買い換えた、という訳です。
F:ワゴンRからムーヴに。軽自動車の2大巨頭を制覇された訳ですね。
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