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Vol.11 わざとやるなら「ルール違反!」より「ルール違“犯”」で

日本語の財産の効果的な使い方

  • 千野 帽子,堀本 裕樹

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2011年4月14日(木)

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 花曇り、花見、観桜という季語もなかなか風情のある今日このごろ、何と花疲れ(はなづかれ)という季語まであるんですね。花疲れの合間に「かわずくん」で和んでくださいませ。

 今回は、ボウシータのマッハ575は「マッハ4」、実は日本語は4種類あるんですね。俳句を作り、読むとき、これを知っているとより楽しく面白くなります。タイトルの話が出てくるまで長いけど、おつき合いください。

 ルールと、ルール違“犯”がつかめたら、さっそく投句を。引き続き投句募集中ですよ!!(要旨はコラムの最後に書いてあります)

(※皆様、前回、前々回とたくさんの投句を本当にありがとうございます。管理人Yの不手際により、選句が追いつかず掲載が遅れております。ただいま急いで両師匠にお願いしております。お詫びを申し上げます。Y)

マッハ4.日本語の4つの種類と「ルール」について

 日直のボウシータです。

 近代の俳句は正岡子規からで、いまこの『千堀の投句教室575』に投稿してくださっているみなさんも、いわば子規からはじまる近代俳句の滔々たる大河の一滴なのだ。

 と柄にもないことを書いてみたが、さて。

 子規は明治の人である。私たちは平成の人だ。

 100年以上のあいだに、書き言葉としての日本語は、ふたつの大きな変化を体験した。

 ひとつは、子規が活躍していた時代にリアルタイムで起こっていた現象、いわゆる「言文一致体」の浸透である。

 目下私が書いている(みなさんが読んでいる)この文を始め、世のなかで現在書かれている文はほぼ100%「口語文」で書かれている。

 書き言葉なのだから「口語」そのものではない。「口語」の標準的な文法にのっとって書く文、というくらいの意味だと考えていただきたい。

 それ以前は「文語文」である。子規自身、日記や批評や写生文のほとんどを文語文で書いている。

浮雲』、二葉亭四迷 著、新潮文庫、420円(税込)

 言文一致体小説の濫觴、二葉亭四迷の『浮雲』(1887)はすでに出ていたが、一朝一夕に文学作品が口語文で書かれるようになったわけではない。森 鷗外の『舞姫』(1890)や樋口一葉『たけくらべ』(1896)など、文語体小説のほうが主流だった。文学作品で口語のほうが主流になったのは20世紀に入ってからである。

 さきほど、現在書かれている文はほぼ100%「口語文」で書かれている、と書いたが、完全に100%と言い切れないところがある。俳句は、文語文法にのっとって書かれることが多い。現在もっとも文語を守っている分野が俳句なのではないか。同じ短詩型でも、川柳や短歌ではもっと口語率が高いという印象がある。

 文語文メインから口語文メインへ、という変化のあとで、こんどは1945年の第2次世界大戦敗戦以後に、もうひとつの変化が訪れた。いわゆる「現代仮名遣い」(通称「新仮名」)の登場である。これの登場によって、それ以前の正書法は「歴史的仮名遣い」(通称「旧仮名」)と呼ばれるようになった。

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