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大災害や逆境を乗り越え、人類はどう変わってきたのかを読むための5冊

特別版!ゴールデンウイークに読みたい本(上)

2011年5月2日(月)

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会社によっては、10連休となっているところもある今年のゴールデンウイーク。旅行などに行く人が減っており、自宅で過ごす人も多いようだ。

こうしたまとまった時間に、改めて先人の知識に触れておきたい。巨大な災害は人間社会に何をもたらしたのか、幸福とは何か、科学技術をどう使いこなせばいいのか。参考となる5冊をご紹介します。

エリートほどパニックに陥る

『災害ユートピア――なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか』
レベッカ・ソルニット著、亜紀書房、2625円
ISBN 978-4-7505-1023-1

災害ユートピア――なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか』レベッカ・ソルニット著、亜紀書房、2625円

 大爆発、大地震、大洪水、巨大なテロなどの大災害に見舞われた後、人々はどんな行動を取るだろうか。

 各人が自分勝手な振る舞いをしたり、集団パニックを起したり、あるいは火事場泥棒的な犯罪が跋扈したり――と想像しがちだが、実は反対。サンフランシスコ大地震、ロンドン大空襲、メキシコ大地震、ニューヨークの9・11テロといった例を挙げながら、大惨事にあって、人々は相互扶助的に助け合おうとする、と著者は主張する。

 その一方で、権力を行使する側のエリートは「エリートパニック」を起こしやすい。〈エリートパニックの中身は「社会的混乱に対する恐怖、貧乏人やマイノリティや移民に対する恐怖、火事場泥棒や窃盗に対する強迫観念、すぐに致死的手段に訴える性向、噂をもとに起こすアクション」〉であるが、その理由を推察する記述が面白い。

〈彼らは、自分たち以外の人々はパニックになるか、暴徒になるか、家主と店子の関係をひっくり返そうとしていると信じ、恐怖に駆られて、彼らの想像の中にのみ存在している何かを防ごうとし、行動に出る〉

 今回の原発事故では、ツイッター上で少なくない数のエリート知識人がパニックの様相を呈していた。こうしたパニックをもたらす想像の災厄は、被災地からの距離とも無関係ではないだろう。たとえば東京という微妙な位置の都市で働く者も、風評被害の「加害者」にならないために読んでおきたい本だ。

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