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原子力について冷静に理解し、東北地方の魅力を再認識するための書籍

特別版!ゴールデンウイークに読みたい本(下)

2011年5月6日(金)

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 ゴールデンウイークも残り3日。まず、原子力についての冷静な分析に役立つ情報を身につけよう。

 また、避難所などで発生しやすい人間の心理を理解したり、東北地方が誇る自然の懐の深さや美しい風景を見つめてみませんか。

原発報道の頼もしい整理役

『今この世界を生きているあなたのためのサイエンス I 』
著:リチャード・ムラー、訳:二階堂行彦/1500円
ISBN 978-4-903063-45-4

今この世界を生きているあなたのためのサイエンス I 』著:リチャード・ムラー、訳:二階堂行彦/1500円

 本の帯には〈カリフォルニア大学バークレー校「ベスト講義」書籍版〉とある。さながら理系版サンデル本のような宣伝文句だが、サンデルの「白熱教室」のような質疑の応酬はなく、現代社会と密接な関わりを持つ科学トピックを丁寧に解説した内容になっている。

 本書のもう1つの特徴は、原題の“Physics for future presidents”が示すように、「未来の指導者が理解しておくべき事柄」というフックが掛けられている点だ。そういった観点から、本書では、テロリズム、エネルギー問題、原子力という3つのトピックが取り上げられている(続刊の「II」は、宇宙空間の利用、地球温暖化、新しいテクノロジー)。

 私たちが最も読みたいと思う原子力の講義では、放射線や放射性物質の基礎知識から入り、核兵器、原子力、核廃棄物、核融合制御という各論のレクチャーに移っていく。さすがに「ベスト講義」というだけあって、説明はすっと頭に入ってくる。

 とくに、チェルノブイリ事故やスリーマイル島事故を解説した部分は、現在の福島原発関連のニュースを冷静に読み解くためのヒントになる部分が多い。ニュースを大量に摂取している人にとっては、断片的な情報の整理役にもなってくれる。

 原子力発電に対する意思決定は、私たちの未来を大きく左右する。イデオロギーや感情論に振り回されない議論のたたき台として本書を活用したい。

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