「エピタフの扉」

“弱い人間”が選んだ名言を集めた『名言力』がベストセラーに

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2011年5月19日(木)

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――前回は「エピタフの扉」の元になっているイベントについて、植田さんにお伺いしました。今回は、「エピタフの扉」※の軸でもある“名言”についてお話をお伺いしようと思います。まず、大山さんが『名言力 人生を変えるためのすごい言葉』(ソフトバンク新書)を刊行されたのは、いつ頃だったのでしょうか?

大山くまお 2009年の6月ですね。ちょうど2年前の今頃は必死で執筆していました(笑)。

だったら、“弱い人間”が選ぶ名言集というのはどうだろう

――企画はどのような成り立ちだったのでしょうか?

大山 最初は、編集さんからの投げかけでした。「名言についての本を書いてみませんか?」と。ただ、それまでにも名言集というものはたくさん出版されていて、自分で名言を本にするならどんな名言を集めればいいんだろう? どんなことを書けばいいんだろう? ということを一生懸命考えました。

 名言集にはいろいろなパターンがあるんです。たとえば、戦国武将や哲学者などの名言集、つまり名言の主の大枠が決まっているものですね。ほかにも、偉い評論家の先生などが名言をチョイスした名言集や、ひたすら名言を詰め込んだ名言集などがあります。

 『名言力』の場合は、僕が名言を選ばなければならない。僕は仕事がほとんどないような、無名のフリーライターでしかなかった。この本を執筆しているとき、僕は世の中に対して“生きづらさ”をすごく感じていました。迷いを感じていたり、将来に不安を感じていたりしていましたし、怠け者だったり、遅刻したりもする人間だったわけです。

 だったら、“弱い人間”が選ぶ名言集というのはどうだろう、と。弱い人間である自分を基準にして、自分に響くような言葉をひたすら集めてみたら、不況や結婚難などで同じように“生きづらさ”を感じている人に有用な名言集を作れるんじゃないだろうか。そういう人たちに寄り添った名言集を作れるんじゃないだろうか。それがこの本の大きなテーマであり、それまでの名言集との違いだと考えています。

――なるほど。名言はどのように選んでいったんでしょう?

大山 片端から見ていきました。既存の名言集も見ましたし、名言とは直接関係のない書籍や雑誌なども見て行って、自分に響く言葉を選んでいきました。古典的な、多くの人が認める名言だけでなく、僕が書籍や雑誌から切り出した名言も多く含まれているのが『名言力』という本の特徴でもあります。

 もとがコミックスでも、歌の歌詞でも、自分に響けば、僭越ながら“大山くまお認定”で名言にしてしまったんです(笑)。

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著者プロフィール

大山 くまお(おおやま・くまお)

フリーライター&編集。1972年生まれ。古今東西、ローマの哲学者から漫画・アニメ、お笑い芸人まで250の名言を集めた、ソフトバンク新書『名言力 人生を変えるためのすごい言葉』が現在9刷を重ねるロングセラーに。
共著に『バンド臨終図巻』(河出書房新社)、近刊に『クレヨンしんちゃん大全』(共著・双葉社)など。

テリー 植田(てりー・うえだ)

東京カルチャーカルチャー・プロデューサー。毎月15本ほどのイベントを企画・プロデュース。インタビュー、執筆、イベントを連動させたスタイルで「輝け!ヒットメイカーの星」を東京カルチャーカルチャーで総合プロデュースする。話題の本と名刺の交換会「ブクブク交換」を発案し全国で展開中。

テリー植田のフェイスブックページ



このコラムについて

エピタフの扉

「エピタフ」とは“墓碑銘”のことです。墓碑銘には名言が記されることが多いのですが、この連載とイベントが名言への扉を開いていくキッカケになればいい、という思いを込めてつけた名前です。「エピタフの扉」の元になっているイベントが「ブクブク交換」。今回のイベントは、「ブクブク交換」のルールを用いながら名言を軸に展開してみたいと考えています。ビジネスパーソンを対象に考えていますが、もちろん一般のお客さんも歓迎です。

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