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ビラ配りまでしたけど『やめないよ』 ~キング・カズは「持ってる」がお嫌い

2011年6月13日(月)

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やめないよ』三浦知良著、新潮新書、777円

 足をサンバのように踏む軽快なステップ。そして力強いガッツポーズ。今年3月29日、東北地方太平洋沖地震を受けて急遽開催された日本代表対Jリーグ選抜のチャリティーマッチ。途中出場したカズこと三浦和良が、田中マルクス闘莉王の落としたボールにいち早く走り込みゴールを決め、久しぶりのカズダンスに日本中が熱狂した。

 震災以降初めてともいえる明るいニュースに記憶されている方も多いだろう。翌日のスポーツ紙には「やはりカズは『持ってる』」という言葉が並んだ。

 44歳、Jリーグ最年長。長らく日本のサッカー界をけん引し、日本で最も有名なサッカー選手、三浦和良。しかし今なお現役のカズが、どのような選手生活を送っているかはあまり知られてはいないのではないだろうか。

2010年の先発出場は1試合

 『やめないよ』はそんな彼が日本経済新聞で隔週連載している5年分のコラムをまとめたものだ。そこに綴られているのは「持ってる」という言葉では片づけられないカズの存在だ。「やめないよ」の言葉の通り、44歳になった今も現役選手として戦い続けているカズの実像が描かれている。

 豪快なドリブルや派手なファッション、カズを彩る華やかなイメージに反し、この5年はカズにとって華々しいものではなかった。

 2006年に所属する横浜FCはJ2リーグで初優勝。しかし翌2007年、チーム初のJ1挑戦は史上最速でのJ2降格が決定してしまう。2008年以降は再昇格を目指しながらもJ2で10位、16位、6位と昇格争いに加われない順位で苦しんでいる。

 カズ自身徐々に出場機会も減り、2006年には39試合に出場していたものの、10年には10試合出場、先発は一試合しかない。2006年、10年と世間がワールドカップに熱狂している中、カズは主に日本の2部リーグのベンチで淡々と選手生活を続けていたのだ。

 例えば07年4月のコラムには、カズが初めて体験したビラ配りについて書かれている。

 所属する横浜FCはお世辞にも人気チームとは言えない。J1リーグでの試合だとホームゲームでも相手チームのサポーターの方が多くなってしまうこともある。そのためクラブ側も集客に躍起になるのだが、この年不惑を迎えたあの「キング・カズ」が、駅前でビラ配りをしている姿が想像できるだろうか。

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