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Vol.26 「想像の余地を残す」には、手がかりも必要です

「夏休み」「夕焼け」の一次予選通過句発表!

  • 千野 帽子,堀本 裕樹

バックナンバー

2011年7月29日(金)

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 連載管理人Aです。立秋(8月7日)が過ぎると秋になります。ということは! 今こそまさに「晩夏」(次の兼題です)であり「夏深し」なんです。夏休みはまだだし、ビヤガーデン行ってない、かき氷食べてない、花火してない、なんて方はこの週末に夏を満喫してみてください!

 「堀やん先生の選句物語」を参考に、句会に行ったり投句にトライする夏、というのも本連載的に大推奨。今週も連載管理人Aが「この句いいじゃない?!なんで予選通過しなかったの?」と感じた投句について、堀やん先生が愛情を込めて指導します。

 ちなみに堀やん先生こと堀本裕樹さんは、8月13日に「納涼火鉢カフェ句会」を行います。場所は東京・根津。「火鉢や炭を使って、古き良き日本の暮らしとエネルギーとしての炭の魅力を見直そう」というコンセプトをお持ちの「火鉢クラブ」と、句会でコラボレーションするとのこと。「和」の空間で、ニッポンの夏を満喫したい方はぜひお出でくださいませ。

連載管理人(A):今年は、緑のカーテンにするゴーヤや朝顔が家の軒に仕立ててあるのが目立って、勢いよく茂っているなぁと思いますよね。そんな時季にぴったりな、万緑(ばんりょく)という言葉を使った句が来ていましたよ。

万緑にのまれぬ甍(いらか)古刹(こさつ)あり

秀治

堀本:「万緑」は、読んで字のごとく、たいへん数が多いことを意味する「万」と、草木の「緑」がくっついた言葉ですから、満目の緑が勢いよく溢れた様子を指します。王安石の「万緑叢中紅一点」という詩が出典とされています。

A:中国の詩から来ている言葉なんですね。

堀本:そうなんです。この「万緑」という言葉を、俳人・中村草田男が、

万緑の中や吾子(あこ)の歯生え初むる

と、最初に一句に使用したんですね。それから、新しい季語として「万緑」が普及していったわけです。

A:この句、教科書に載っていました!

堀本:草田男の句は、濃密な緑溢れる季節のなかで、自分の子どもの歯が生えはじめた喜びを詠んでいます。大きな自然と、幼い我が子の生命力をぶつけたことが、生きることの賛歌につながっていますよね。また、万緑=大きな緑色と、吾子の歯=小さな白色の色彩の対比が美しい。新季語が生まれるには、その季語を使用した名句、秀句が生まれないと認められないし、定着しないんですね。新季語が定着した典型的な例が「万緑」だと思います。

A:なるほど。いい句があるからこそ、季語も定着するんですね。

堀本:そうです。さて、掲句についてですが、詠まんとしているところはよくわかります。「万緑にのまれぬ」まではいいですね。

A:勢いよく茂る緑に負けないくらい、建物がどっしり存在感がある様子がわかりますよね。

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