「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」

男をオトすにゃ女性を口説け イタリア流マーケティングの極意

第117回:アバルト500 ESSEESSE 【マーケティング担当者編】

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2011年10月13日(木)

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 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 飲んだ勢いで昨年末に申し込んだアイアンマンの大会。「あと1年もあるから……」とノンビリ構えていたのがいけませんでした。ハッと気付けば大会は僅か2カ月後に迫っています。
 これはヤバいと先週の土日は霞ヶ浦までバイク&ランの付け焼刃合宿に出かけてきました。
 一緒に行ったのは日頃から厳しいトレーニングを積んでいるトライアスロン仲間。意識も違うしレベルも違う。浦沿いの道路をハイペースで飛ばす彼らを追走するのがやっとで、先頭を切ることなど到底できません(バイクは風切り役である先頭ライダーの負荷が非常に大きいため、通常は順繰りに先頭を交代してトレーニングします)。
 これはマズい。大いにマズい。他人と走ると自分の弱さを思い知ります。残された日にちは少ないですが、本番までにできる限りのことをしておきましょう。

 霞ヶ浦の湖畔(と言うのでしょうか)沿いを走る道は信号も障害物もなく、何キロもノンストップで走ることができるので、トレーニングコースとして非常に優れています。何とここにも震災の爪痕が大きく残されていました。道路が崩落したり陥没したりして何カ所も寸断されているのです。

コースの途中には何箇所もこのような看板が……。復旧のメドは未だに立っていないようです

 我々が宿泊したホテルの駐車場にも、アスファルトに大きなひび割れや段差が発生していました。夜に食事をした居酒屋では「お店の棚にあるお酒がみんな床に落ちちゃって大変でした」とのこと。ここは東京から50キロメートルしか離れていないのです。もし同様の揺れが東京を襲っていたら……。と恐ろしくなりました。
 震災から7カ月が経過し、放射性物質による汚染も含め「慣れっこ」になっていやしまいか。今回の合宿は、もう一度準備と心構えを見直す機会ともなりました。震災直後に準備したペットボトルの水は何だかんだと飲んでしまったし、非常食も友達が遊びに来たときにオツマミ替わりにあらかた食べ尽くしてしまった。まずは備蓄食料の準備から始めましょう。

船を下ろすスロープもご覧の通りバキバキに破壊されている。こちらが元通りに修復されるのはいつになるのでしょう

 さて、今回は国内におけるイタリア車のマーケティングのお話です。
 日本の自動車市場に於いて、輸入車はまだまだマイナーな存在です。その中でもイタリア車は特にシェアが低い。“マニアック過ぎる” “カワイイけど壊れやすそう” “派手で目立ち過ぎる”。こうした負のイメージがつきまとうためでしょうか。
 そんな中、フィアットは大健闘しています。日本市場への切り込み隊長、フィアット グループオートモービルズ ジャパンのマーケティング本部長、ティツィアナ・アランプレセさんにその秘訣を伺います。

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著者プロフィール

フェルディナント・ヤマグチ

フェルディナント・ヤマグチです。皆様と同じようにビジネスの最前線で仕事をする傍ら、アチコチの雑誌で連載を持っています。つまりクルマ業界に接してはいますが、本業ではない。首まで浸かっていない故、かえってギョーカイのシガラミや仕来りを超越して、好き勝手なことを書き倒すことが出来る微妙且つナイスなポジションに立っています。もちろん皆様と同じように昔からクルマが大好きで、学生時代はかなり無理をして懸命にクルマを購入したクチでして、一番最初に買ったのは、初代RX-7でした。最後は青山墓地の前で追突され大破してしまいましたが、あれは良いクルマでした。本業はかなり堅い会社で管理職を務めるリーマン稼業なものですから、顔出しNG&ペンネームで失礼いたします。や、そう警戒なさらないで下さい。決して怪しい者ではございませんので。



このコラムについて

フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える

 この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつかりました。どうぞよろしくお願いします。
 なに、“考える”と言ってもそれほど大袈裟なことではありません。クルマはこれからどうなって行くのか。現在売り出されているクルマは何を考え、何を目指して開発されたのか。実際にクルマに乗り、開発者に会ってお話を伺い、販売現場からの声にも耳を傾ける……。ビジネスはビジネスとして事実をしっかりと捉まえた上で、もうちょっとこう明るく楽しくクルマを味わって行こう、というのがこの「走りながら考える」の企画意図です。

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