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世界で拡大するソーシャルゲーム

~日本2000億円 世界で1兆円市場に

2011年10月24日(月)

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 ソーシャルゲームのムーブメントは、日本だけで起きている現象ではありません。

 もともと、ソーシャルゲームは米国で誕生しました。2007年に、ソーシャルネットワークサービス(以下・SNS)である「Facebook」のユーザー向けに、交流しながら遊ぶゲームが登場するようになったのが、その始まりといわれています。Facebookが、他のSNSを人気面で大きく引き離すことに成功したのは、ソーシャルゲームの力が大きかったのですね。

 今でも、世界でもっともユーザー数の多いソーシャルゲームは、Facebookと連動しているZynga社の「CityVille」です。月間アクティブユーザー数(月にアクセスするユーザー数)は約7000万人。日本の人気ソーシャルゲームと比べても、ユーザー数が、ひと桁違います。

 ちなみに、世界で最も売れた家庭用ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」の販売本数が約4000万本ですから、7000万人(これは遊んだことのある人の数ではなく、いま実際に遊んでいる人の数ですよ! ねんのため)という数字が、どれほど大きいものか、お分かりになるでしょう。

 日本市場とは違い、それらは主にパソコン上でプレイするものでした。このため、海外産のソーシャルゲームは日本市場に食い込むことなく、日本ではケータイを主戦場とする、独自の形式のソーシャルゲームが誕生。それが爆発的に広がり、飛躍的な成長を遂げ、現在に至ったのですね。

 しかし、2011年。ついに時代が変わりそうな気配になってきました。

主戦場はスマートフォンへ移行する

 きっかけは、iPhoneです。

 スマートフォンの普及により、全世界のソーシャルゲーム市場が大きく動き始めました。2011年の夏頃、iPhone用のゲームアプリの人気ランキングが大きく変動。その上位をソーシャルゲームが独占するようになったのです。

 パソコンが主体に人気を広げてきたアメリカのソーシャルゲームが、「手元に持ち、気軽に遊べるマシン」の市場へと進出してきた、ということです。

 日本のソーシャルゲーム産業も、ずっとスマートフォン市場の成熟を待っていました。もともと、日本のソーシャルゲーム産業は、海外への進出を狙っていたのですが、

・日本と違い、世界には、ケータイキャリアが多数ある
・最新機種を持つ人が多くない(みんな、あまり機種変更をしない)
・国によって言語が違う

 というハードルがあったため、なかなか実現できなかったのですね。海外のケータイでソーシャルゲームを提供しようとすると、膨大な数のケータイキャリアにすべて対応し、最新機種から古い機種までに対応したソフトを開発し、さらに複数の言語に対応する――という煩雑な手間が必要だったためです。

 しかし、スマートフォンが全世界に普及すれば、話は違います。

 世界中の人が、同じマシンを手にするのだから、サービス提供に必要な労力は大幅に減ります。だからいま、日本のソーシャルゲーム産業は、世界に打って出る準備をしているところなのです。

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「世界で拡大するソーシャルゲーム」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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