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「忠臣蔵」を見て、涙を流すか社畜と思うか?

人生の課題映画を語ろう 第1回

  • 岡 康道,小田嶋 隆,清野 由美

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2011年11月14日(月)

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 お待たせしました。間が空いてすみませんっ。「人生の諸問題・映画編」、前回からの続きを鋭意、進めていきます。そして今回も映画内容のネタバレ、いっぱいあります、ごめんなさいっ。(前回はこちら

:この間、新聞のコラムで取材を受けたんだけど、そこで紹介されていた僕の肩書が「CMディレクター」になっていてね。でも、言っておくけど、僕はCMディレクターは、やったことないのよ。だから新聞記者って、何ていい加減なんだろうか、って。

小田嶋:たぶん新聞記者は、CMディレクターとかクリエイティブプロデューサーとか、全部ごっちゃになっていて、分からないんだよね。

:もう全然いい加減なんだよね。

小田嶋:だいたい読者だって区別がついてないから。

:そうだね。

―― そのコラムを読みましたが、私も区別がつきませんでした。

:おいおい。

小田嶋:だから広告屋さんとか書かないと。

:まあね、普通に広告制作者と書いてくれればいいんですよ。

小田嶋:でも、片仮名を入れた方がいいかな、と、ちょっと気を遣ったんじゃない? それで、プランナーとかプロデューサーよりディレクターの方が偉いと思って。

:いや、俺、プロデューサーじゃないんだよ。

小田嶋:違うの?

クリエイティブディレクター 岡 康道氏(写真:大槻 純一、以下同)

:うん。プロデューサーってお金を管理する人だから。というか、さっき小田嶋が言ったクリエイティブプロデューサーなんて肩書は、そもそも広告界にないよ。お前が間違ってどうすんだよ。俺、クリエイティブディレクターという肩書なんだよ。

小田嶋:そうなの?

:正確にはそうなんだよ。プロデューサーでもないし、CMディレクターでもないの。

一同:そうなんですか?

:ふざけるなよ。ここにいる誰も僕の仕事を理解してないじゃないか(笑)。みんなとは結構長い付き合いなのに。

小田嶋:広告制作者・岡康道、代表作は「ダイハツ・ミラパルコ」とか言いだすんだよな。(「人生の諸問題」「いい映画」は、1年あればほぼ全部見られるよの5ページ目、そして「テレビCM」と「家族」と「フッキング」との3ページ参照)

:やめてよ。そんな昔の、あまりにも昔の話を。

課題映画3本を一気見しました

―― ということで、久々の「人生の諸問題」。前回、途中まで盛り上がっていた映画編の続きを再開したいと思います。今回は、映像制作のプロである岡康道さんに、トークのネタとなる「課題映画」というものを3本挙げていただきました。

<クリエイティブディレクター、岡康道が挙げる3本の課題映画>

○「悪人2010年・日本映画
原作:吉田修一 監督:李相日 主演:妻夫木聡、深津絵里

○「告白2010年・日本映画
原作:湊かなえ 監督:中島哲也 主演:松たか子

○「最後の忠臣蔵2010年・日本映画
原作:池宮彰一郎 監督:杉田成道 主演:役所広司、佐藤浩市

小田嶋:俺、昨日全部見たのよ。

:えーっ、3本一気に?

小田嶋:うん。

―― 昔の3本立て映画館みたいですね、自宅が。

小田嶋:はい。じゃあ3本、総括して取りあえず、感想を言いましょう。

:お前、ノートを取ってあるじゃないか。そこに絵も描いてあったぞ。

小田嶋:はい、そうですね。それはおいおい公開するとして、岡がこういうものを指定してきた、ということに、俺は心配になったね。

:何で。

小田嶋:だってさ。

:ていうか、俺、何を挙げたんだっけ。

小田嶋:「悪人」と「告白」と「最後の忠臣蔵」。何でまたこんな暗いものを3本も、というラインナップだよ。

―― 確かに暗い。

:うん。暗いね。

小田嶋:暗いでしょう。

:いや、ものすごく暗いね。

コメント1件コメント/レビュー

日本の映画は自己満足で見るに耐えないのです。監督はひょとして高度に哲学的なことを考えて表現しているのかも知れない。しかし、そんな素養のない一般大衆向けの娯楽として提供するから哲学的だか思想的だかの前提のない、前提の理解できない、ただただセンセーショナルな惨たらしい映画になる。表面的な表現だけを見て影響されちゃう大衆は倫理的に鈍感になってしまう。と思う。アメリカンエンターテイメント映画も主役は死なないというご都合主義だが、視聴者を論理的に導こうとする努力は見受けられる。視聴者もそれを前提として楽しんでみる。しかし、日本の映画は監督のルールなきご都合主義が時に以心伝心を期待して飛躍する。ついていけない。世界に売れないということだと思う。(2011/11/14)

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日本の映画は自己満足で見るに耐えないのです。監督はひょとして高度に哲学的なことを考えて表現しているのかも知れない。しかし、そんな素養のない一般大衆向けの娯楽として提供するから哲学的だか思想的だかの前提のない、前提の理解できない、ただただセンセーショナルな惨たらしい映画になる。表面的な表現だけを見て影響されちゃう大衆は倫理的に鈍感になってしまう。と思う。アメリカンエンターテイメント映画も主役は死なないというご都合主義だが、視聴者を論理的に導こうとする努力は見受けられる。視聴者もそれを前提として楽しんでみる。しかし、日本の映画は監督のルールなきご都合主義が時に以心伝心を期待して飛躍する。ついていけない。世界に売れないということだと思う。(2011/11/14)

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