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38度線近くで金正日死去を知る

朝鮮半島の平和と安定実現に横たわる日韓間の懸案

  • 片山 さつき

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2011年12月28日(水)

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片山さつきの活動は、ツイッターでも随時、報告しています。アカウントは@katayama_sです。

12月18日

11:00  私を含む自民党国際局6名の訪韓団、金浦空港到着。
11:40  ソウル市内に到着。
13:30  日本大使館前に設置された「慰安婦の碑」を見に行く。少女の像とその隣に設置されたプレートを撮影。
18:00  在韓国日本大使館主席公使主催の夕食勉強会に参加。

 ちょうど京都迎賓館で野田佳彦首相が韓国の李明博大統領と会談をしている頃、私たち自民党国際局の訪韓団はソウル金浦空港に降り立った。北朝鮮の金正日総書記死亡発表の前日のことである。

 今回の訪韓団のメンバーは、棚橋泰文国際局長が団長を務め、江渡あきのり、金子やすし両国際局次長と同じく国際局次長である私を含めた総勢6名。今回の私達の訪韓は、韓国政府側からの招聘によって実現した。11月に民主党の前原誠司政調会長らを招いた韓国政府が、今度は野党である自民党を招きたいと言ってきたためだ。

 出発に先立つ12月16日、外務省による説明会が開かれた。この2日前の12月14日にはソウルの日本大使館前に「慰安婦の碑」が作られている。棚橋局長の他、江渡、金子両議員から厳しい質問を、外務省の担当者に突きつけたことは言うまでもない。

「なぜ、みすみす大使館の真正面にこのようなものを作られてしまったのか」「この行為は明かにウィーン条約違反だ。そのことを外務省としてちゃんと指摘するのか」――。

 韓国には約3万人の邦人が暮らし、そのうち1万人がソウル市内にいる。有事には少なくとも1万人がこのソウルの日本大使館に押しよせる可能性がある。大使館に入りきるわけはないので、周辺の道路等にテントを張るといったことは当然予想される。このような像を作ることは大使館業務の妨害にあたるのだから、ウィーン条約違反として韓国政府に抗議すべきなのだ。

 外務省の担当課長の答弁は苦しい。
「日本大使館前の道路を隔てた公有地に建てているようなので、韓国政府の許可を得ていないということを理由に、何か抗議ができないか考えている。設置当日は多くの見物客で人だかりがしていた様だが、翌日からは見物客は減ったようだ」

 見物客の数の問題ではないだろう。少女の像は映像化されて世界中に流されているのだ。相変わらず日本の外務省は弱腰だ。日本の外務省が「抗議した」と発表しても、トーンがソフトすぎて「抗議」を受けた韓国側に「抗議」とは伝わらなかったからなのか、或いは根強い反日感情がくすぶる韓国の世論を勘案してのことなのかは不明だが、韓国側は日本から抗議を受けたという事実すら公表しない。

慰安婦の英語表記は「Sexual Slavery」

 在ソウル日本大使館近くのレストランで昼食を終えた後、問題の「従軍慰安婦の碑」を私が見に行こうとすると、大使館側は「どこかで必ずビデオカメラを回しているので、それが悪用されては」という理由で消極的だった。

 だが、李明博大統領は約1時間の日韓首脳会談の大半を従軍慰安婦問題に割いた。この問題に対する日本国内の関心は高まっており、保守政党である自民党では、「慰安婦の像が2つも3つもできる」という大統領の発言報道を受け、批判が高まった。日本の国会議員として、私は直接、その前に立って、その模様を正確に伝えたかったので、私1人で出かけることにした。

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