「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」

新生カムリ。軽いのにハイブリッドな「コンサバ優等生」

第132回:トヨタ カムリハイブリッド【試乗編】

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2012年2月9日(木)

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 みなさまごきげんよう。

 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 今回は、めでたいプロポーズのお話から。
 青山にある立ち飲みの名店「なるきよ」で、日産の広報から内閣官房内閣広報室へ転じた変わり種、加治慶光参事官と一杯やっていた時の話です。
 同じカウンターで並んで飲んでいた男性が、やおら連れの女性に指輪を渡し「結婚して下さい!」と。

「え?」
「マジで?」

 当然、場内は騒然。居合わせた客は固唾を飲んで彼女の返事を待ちます。

「お受けいたします」

 美人の彼女、はにかみながらもニッコリ笑って余裕の返答。彼の優しいプロポーズを受け入れました。
 「おめでとう!」「やったな!」。店内は興奮の渦と化しまして、このままドサクサに紛れて食い逃げできるのではないかと思えるほどの盛り上がりであります。私はマジで逃げようかと……あ、いや冗談です。

名前も存じ上げぬ初対面の方ですが、快く撮影に応じて下さいました。しかしこの衆目の前で、万一断られたりしたらどうするつもりだったのでしょう。まあ女性としても、この状況じゃ断りにくいでしょうからね。それも計算に入れての男性側の高等戦術? ちなみに彼女が持つ「やらせろ」とは、当なるきよの基本運営方針であります

 騒ぎが収まって席に戻ると、我々の右側で飲んでいらした高身長のモデルと思わしき3人組の女性が口々にぼやいています。

「あー。なんだか私も結婚したくなっちゃった。誰か結婚してくれないかなぁ」
「ホントだよねー。誰かいい人いないかな」
「いないよねー。だっていい男はみんな結婚してるもの」

 うーむ。あなた方のような美人さんだったら、それこそ選り取り見取りでしょうに。
 ハードルの上げ過ぎか、はたまた美人過ぎて男がビビって挑んでこないのか……。
 とまれ、市場の不均衡がこのようなところにも。世の適齢期男性諸君。気合を入れ給えよ!

おい!誰がチューしろと言ったよ!……まあ末永くお幸せに

 場面は変わりまして神楽坂の「鳥茶屋別亭」であります。こちらでは名物のうどんすきを頂きながら、敏腕弁護士の的場の兄ぃから説教を延々2時間も…….。
 色々とご教授賜りましたが、本日のお説教を要約いたしますと、「勉強が足りない」「読書量が足りない」「根性が足りない」ということになりましょうか。生まれてすみません。
 精進いたします。

「ともかくお前はまるっきりなっとらんのだ!」と説教モードの的兄ぃ。何度も窮地から救っていただいたことがあるので何も言い返せません……

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著者プロフィール

フェルディナント・ヤマグチ

フェルディナント・ヤマグチです。皆様と同じようにビジネスの最前線で仕事をする傍ら、アチコチの雑誌で連載を持っています。つまりクルマ業界に接してはいますが、本業ではない。首まで浸かっていない故、かえってギョーカイのシガラミや仕来りを超越して、好き勝手なことを書き倒すことが出来る微妙且つナイスなポジションに立っています。もちろん皆様と同じように昔からクルマが大好きで、学生時代はかなり無理をして懸命にクルマを購入したクチでして、一番最初に買ったのは、初代RX-7でした。最後は青山墓地の前で追突され大破してしまいましたが、あれは良いクルマでした。本業はかなり堅い会社で管理職を務めるリーマン稼業なものですから、顔出しNG&ペンネームで失礼いたします。や、そう警戒なさらないで下さい。決して怪しい者ではございませんので。



このコラムについて

フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える

 この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつかりました。どうぞよろしくお願いします。
 なに、“考える”と言ってもそれほど大袈裟なことではありません。クルマはこれからどうなって行くのか。現在売り出されているクルマは何を考え、何を目指して開発されたのか。実際にクルマに乗り、開発者に会ってお話を伺い、販売現場からの声にも耳を傾ける……。ビジネスはビジネスとして事実をしっかりと捉まえた上で、もうちょっとこう明るく楽しくクルマを味わって行こう、というのがこの「走りながら考える」の企画意図です。

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