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「被災地に戻って本当によかったのか」悩むお父さん

南相馬市で「お父さん会議」開催

  • 藍原 寛子

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2012年2月22日(水)

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 お父さんにも言わせてほしい!
 お父さん同士、連携していきたい!

 福島県南相馬市のゆめはっと(南相馬市民文化会館)で2月18、19の両日、「南相馬ダイアログフェスティバル~みんなで未来への対話をしよう」が開催された。主催したのは、同市や飯舘村で活動する市民グループによる実行委員会だ。

 コンサートや講演会などの多数のイベントの一環として、南相馬市内で暮らすお父さん同士が対話する「お父さん会議」が開催され、現在、妻や子を県内外に避難させて、自分だけ市内に残って働いていたり、家族とともに被曝を減らす工夫をしながら同市内で生活しているお父さんら約15人が参加。妻子への思い、現在の生活の不安と課題、仕事や日常生活の現状など、普段は会ったり話したりする機会が少ないお父さん同士が本音を語り合った。

お互いの本音を聞き、語り合うお父さんたち=南相馬市・ゆめはっと

 もうすぐ震災から1年を迎える現在、南相馬市では小高区が依然として20キロメートル圏内の警戒区域となっている。緊急時避難準備区域は昨年9月に解除されたが、警戒区域、計画的避難区域、特定避難勧奨地点はまだあり、区域指定で地域が”分断”された形だ。小さな子供がいるため、放射線の影響などを考えて、震災前に生活していた市内の自宅に戻らずに避難したままの家庭もある。

 こうした現状を考えつつ、「未来への対話(ダイアログ)」をしていこうというのがイベントの開催趣旨。「お父さん会議」は、「普段は仕事が中心で、つながり合う機会が少ないお父さんたちが対話することで、連携したり、行動を始めるきっかけにしてもらいたい」と、同市内のよつば保育園副園長の近藤能之さんが呼び掛け人となって企画した。

 会場では、お父さんたちが3~5人ずつグループになり、「南相馬市で暮らすことで不安に思うこと」「南相馬市で今後暮らしていくには何が必要か」などについて意見を交換した。除染活動、医療や福祉、食品や水の放射能汚染、子どもの教育や外遊びの問題、自分の仕事や雇用などについて、それぞれが自分の言葉で思いを吐露した。それぞれのグループで話し合った内容を発表し、情報の共有を図った。

「原発震災・逆単身赴任」のお父さんたち

 「子どもと妻が東京に避難していて、会えるのは1か月に1回程度。行くたびに子どもが大きくなっている。一番下の1歳の子は、顔を見るとニッコリ笑ってくれるようになって本当にかわいい。けれど、最近は久しぶりに会って抱っこすると、泣くようになってしまった。幼稚園年長の真ん中の子は、私に手紙を書いてくれた。読んだら、泣いてしまった」

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