• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

震災後に脚光、84歳のラジオパーソナリティ

ハッピーチエちゃんが福島を元気づける

  • 藍原 寛子

バックナンバー

2012年4月18日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「わが人生かい(自分の人生かい)。点数付けたら、ほだない(そうだね)、20点だな。でも息子に迷惑かけるっつうことはしてねえ。まあ、人生つったら、これは死んでみねっか、わがんねえっつうぐらいだない(わからないというようなものだね)、ハッハッハ」

福島を元気にするバッパさま

84歳のラジオパーソナリティ、「福島のバッパさま」ハッピーチエちゃん

 明るくはきはきとした語り口の84歳のラジオパーソナリティ、「ハッピーチエちゃん」こと二宮チエさんが、福島の人々を元気づけている。福島市で生まれ育ち、結婚し、地元で行商や洋品店を営んでいたチエちゃんが、ラジオ福島の番組「かっとびワイド 気分上々 カガちゃん一座」で、メインパーソナリティの鏡田辰也アナウンサー(ラジオ福島編成局放送部長)とコンビでパーソナリティを始めたのが67歳の時。以来、17年間、84歳の現在も、歯に衣着せぬ「毒舌」を交えながら、福島の人々に元気と笑いを送り続けている。

 東日本大震災の影響で緊急番組などが放送されたため、番組「かっとびワイド」は一時中断したが、昨年4月4日に再開。震災直後から、ラジオで地震情報を得たいというリスナーが急増し、それを受けて昨年は、被災した福島、宮城、岩手そして茨城の4県のラジオ放送を全国に配信する「復興ラジコ」が放送された(今年3月で終了、4月から地域ごと試験放送)。すると、月曜日のパーソナリティのハッピーチエちゃんの声に、「あの人は誰」「あの声を聞くと元気になる」など次々と問い合わせが寄せられた。

 その人気を受けて今年3月末、2冊目の本『明日もある。あさってもある!』(イーストプレス社)を出版。食べるのがやっとという頃に父親と行商をした娘時代。太平洋戦争、そして7歳年上の夫との結婚。夫の暴力、商売とチンドン屋生活、60代後半にしてラジオの人気パーソナリティになったチエちゃんの泣き笑いの人生が綴られている。

 「震災で福島を離れていても、『チエちゃんの声を聞くと福島を思い出す』というリスナーも。福島弁のアクセント、チエちゃんの言葉に温かみを感じて、震災後の生活の癒しを感じてくれた方が多かったようです。チエちゃんは本当に番組で話している通りの人。屈託のない笑いで、私も元気をもらっています」と鏡田さん。

 「んだない(そうだねえ)、アッハハハハ…」

 喜びも苦労も、笑い飛ばすチエちゃん。震災後も福島を元気づける活動を続ける「福島のバッパさま(おばあちゃん)」、ハッピーチエちゃん。温かい語り口調に明るい笑い。その裏には、貧困、夫の暴力、仕事など様々な苦労を乗り越えてこその強さやたくましさが感じられる。チエちゃんが人々を元気にできるのも、そんな人生の喜怒哀楽を味わいつくした深みが言葉の端々に、にじんでいるからだ。84歳のラジオパーソナリティー、ハッピーチエちゃんに、人生や幸せや元気の秘訣を聞いた。

「フクシマの視点」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

お客様が低価格に慣れてきている。

片岡 優 ジェットスター・ジャパン社長