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Vol.65 スタイリストのように言葉を斡旋する

  • 千野 帽子,堀本 裕樹

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2012年6月8日(金)

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 春の季語の「梅」は、花のことです。数か月たって収穫する実梅、青梅は夏の季語。その実からつくるものもやはり夏の季語で、梅干し、梅漬け、梅酒、梅焼酎などがあります。春には見とれていた花が受粉して、最終的に食卓に載って、それぞれが季語である、面白いですねー。

 さて今日のかわずくんは、マッハ575。俳句を作る過程で悩ましいのが季語ですが、季語は「斡旋するもの」って、知ってましたか?

マッハ29. 季語は最後に決めろ。

 日直のボウシータです。

 「マッハ7」で書いた、私の初めての句会体験の話を思い出してほしい。あのとき私がやった最大の失策は、最初に季語を決めてしまおうとしたことである。

 お題として季語が出されているのでもないかぎりは、季語は他の部分があらかたできあがったあと、最後に決まると考えておいたほうがいい。

 正直に書くけど、あのときの私がいくら俳句未経験でも、「俳句というのは季語を先に決めて作るものだ」などという変な思いこみはさすがになかった。

 ではなぜ季語を先に決めたかといえば、そのときに自前のフレーズ(季語以外の部分)の言葉のストックがなかったのだ。だからしょうがなく自分の日常の経験(筑前煮を作ること)をヒントに句を作ろうとするしか手がなかった。筑前煮は具材が多く、ひとつくらいはいい季語があるだろうと踏んだのだ。「マッハ7」をお読みになったかたはおわかりのとおり、そううまくはいかなかったのだけど。

 「マッハ2」で「二物衝撃」という考えかたを紹介した。「季語」に自前の「季語とまったく(あるいはあまり)関係ないフレーズ」を組み合わせるという、俳句のもっとも基本的な作りかただ。

 二物衝撃の句を作るには、先に自前フレーズ(あとは季語を入れるだけの言葉)を用意する必要がある。季語が決まるのは最後の最後といってもいい。逆に言えば、自前フレーズのストックが句帖にあってもいいわけだ。

 といっても、季語が何音かわからない。「蚊」「炉」みたいな一音季語かもしれないし、「卯の花腐(くた)し」「暑中見舞」のように比較的長い季語かもしれない。だから季語に合わせて自前フレーズだってある程度変化する。

 まだ俳句未満の必殺の自前フレーズが句帖にずらっと並んでて、あとは季語を決めるだけ、みたいなすごい句帖を持ち歩いてる人もいるんだろうなー。いつでも句会に臨めるというか、なんだか畳に日本刀を何本もぶっ刺してるような臨戦態勢。で、いざ句会となったら歳時記でぱぱっと季語を選んで投句、みんなその句の魅力になぎ倒されていく、みたいな。

 そんなデス句帖を私は持っていないけど、俳句になる直前の自前フレーズ(たいていは季語以外の部分)をメモにあれこれ書きつけていくのが、なんにせよ俳句作りの第一歩だと思う。

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