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Vol.67 「ラノベの委員長」のイメージに乗るか、敢えてハズすか

あたりまえ俳句にハッとする

  • 千野 帽子

  • 堀本 裕樹

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2012年6月22日(金)

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 昨日は夏至でした。昼の長さは何と14時間35分! 真っ暗にならない白夜、日本では見られませんがこの時季の季語ですよ。

 今週のかわずくんは、チノボーシカ先生のマッハ575です。記事の最後に、「東京マッハVol.4」のお知らせがあります。

マッハ30. 一物仕立ての句と、いい意味での「あたりまえ俳句」。

 日直のボウシータです。

 前回、二物衝撃という句の作りかたについて書いた。「季語」と「季語以外の自前フレーズ」をコーディネイトして、その飛躍で勝負するタイプの作りかただ。俳句の基本中の基本。

 これにたいして、コーディネイトも話題転換もせずに季語の話だけをしてる俳句を「一物(いちもつ)仕立て」という。今回はこの作りかたについて書く。

 といっても、私はあまりこの方法を採らない。

 嫌いなのではなく、なかなか思いつかないのだ。

 「俳句を始めるスタートラインはどこにあるか。」のチェック項目(2)にこう書いた。

 (2)季節感は季語が担当してくれる。季語以外の部分になにを書いてもいいが、季節感だけは書けない。

 「俳句とは季節感を表現するものである」という勘違いをするのは、一物仕立てがどういうものかわかっていない人だ。桜が咲いてれば桜の花を、蝉が鳴いてれば蝉の声を描写するのが俳句だと思ってるのだ。

 でもこれは大きな勘違いである以上に、そういう俳句を作るのはけっこうな難事業なのです。

 この連載をここまで読んでくれたみなさんならわかってると思うけど、桜なら桜、蝉なら蝉、季語にはもういろんな含みが全部盛りでインストール済だ(ということは「マッハ2」で書いた)。だから、

「桜ははらはら散って美しい」

だの

「蝉はじゃーじゃー鳴いてうるさい」

だの

「桜の花は(蝉も)はかなく散って(死んで)いく」

だのといったすぐに思いつきそうなことは、すでに「桜」「蝉」の含み(共示義、コノテーション)のなかに搭載されている。

このコラム「千野帽子のマッハ575」が、再構成&加筆されて新書になります。
『俳句いきなり入門』(NHK出版新書)819円、アマゾンリンクはこちら

言葉は「自分」よりずっと大きい。
その大きさを楽しむゲームが句会です。
句会で戦える句を作るための、必要最小限の装備がここにあります。
これでみなさんもモテ句を作ってください。

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