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大人も楽しめる『総合商社図鑑』

監修した三井物産の2人に聞く

2012年8月30日(木)

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 意外に感じるかもしれないが、「総合商社」という業種は日本で生まれ、日本にしかないのだという。かつてのように売り手と買い手を仲介して「口銭」を得るビジネスモデルにとどまらず、自らリスクを負って資源開発のような大型事業や企業に出資する案件が増えるなど、2000年代以降、総合商社の事業構造は大きく変化している。

 実は我々の日々の生活にも密接に絡んでいる総合商社のビジネスだが、その役割はあまり知られてはいない。「小学校高学年から中学生くらいの子供に、総合商社がどんな仕事をしていて、社会でどんな役割を担っているのかを知ってもらいたい」という思いから発刊されたのが『総合商社図鑑』だ。

 図鑑ということから、子供にも分かりやすく解説されているが、大人が読んでも面白く、参考になる本に仕上がっている。監修した三井物産広報部の永冨公治部長と広報部編集制作室の岡野喜子室長に話を聞いた。

この『総合商社図鑑』を読んでみて一番に感じたのが、「総合商社って、こんなに消費者に近いところにいたのか」という驚きでした。

永冨:消費者の生活と本当に密接につながっている仕事が多い割に、総合商社が何をやっているのかはなかなか理解されにくいんですね。私自身は入社以来25年間、ずっと化学プラントなどの営業に携わっていて、BtoBを絵に描いたような世界ですからその時にはあまり感じなかったのですが、昨年広報部に異動して、一般消費者の立場で見ると、そんなに分かりにくいものなのかというギャップを感じました。

「総合商社の仕事が人々の生活に直結していることを知ってもらいたい」と語る三井物産広報部の永冨公治部長

 例えば、東日本大震災で福島の原子力発電所が事故を起こした後、電力不足が深刻化しました。その際、必要な発電機を緊急に手配するお手伝いをしたり、火力発電所の燃料となるLNG(液化天然ガス)を海外から調達したりといったことをしています。

 そのように人々の生活に近いところにいるのですが、事業分野はものすごく広がっていますし、複雑になってもいますので、昔よりもさらに商社の仕事が見えにくくなっているのではないかと思います。だからこそ、「そもそも商社とは」と大上段に振りかざすのではなく、人々の生活に直結しているところの仕事と役割を丁寧に解説して、何らかのイメージを持ってもらうことを心がけました。

 ですから、どの項目にも必ず、「総合商社の役割」という囲みの解説コーナーを設けています。実際に携わっている営業部門の社員に見てもらいながら、何度も修正を重ねてまとめました。総合商社の仕事を等身大でありのままに書けていると思います。ここがこの本のポイントの1つですね。

 今回、現場の協力を得ながら中心となって作った岡野に対しても、携わっている案件を表面的になぞるのではなく、どこでどんな機能を果たし、どういう役割を担っているのかをきちんと書き込むことを求めました。

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「大人も楽しめる『総合商社図鑑』」の著者

西頭 恒明

西頭 恒明(にしとう・つねあき)

日経ビジネス副編集長

1989年4月日経BP社入社。「日経イベント」を経て、96年8月「日経ビジネス」編集部に異動。2008年10月日経ビジネス副編集長。2009年1月日経情報ストラテジー編集長。2012年1月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授